音楽と書道

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

今日は日曜日、月曜日に父が入院しましたので、住職(父)なしでの1週間が過ぎていきました。偶然ですが、今週は葬儀も数件あり、年忌法要を行う方も戻ってきたタイミングでしたので割とバタバタしておりました。

 

ただ、私や他の法善寺の者は相変わらず元気にやっています。子供のおかげで、早寝早起きの生活になっているのがいいのかもしれません。また、コロナの影響で手洗いも徹底しています。

 

悪いところから通常に戻すモノは効果が分かりやすかったりしますが(薬とか)、通常から悪くならないようにするモノは効果が見えにくいものです。何が効いているのかがはっきり分からないからだと思いますが、『良く寝る』と『手洗い』は間違いなく良さそうですので、引き続き可能な限り行なっていきます。

 

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先祖の字が上手かった

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さて、法善寺では葬儀の際に『棺書(かんじょ)』と『法名(ほうみょう)』を書いて準備しております。どちらも筆を使って手書きしておりまして、今までは住職の仕事だったのですが、このような事態ですので全て私の方で書いております。

 

まだまだな腕前ですが、書道教室に通って約1年経ち少しは上達してますので、これも不幸中の幸いだなと思っています。この字が上手く書けたと思ったらあの字がいまいち、今度は逆にあの字が上手く書けたと思ったらこの字が、、、みたいなことを繰り返しながら何枚か書き直して、一番納得できるものをお出しするようにしています。

 

前のブログで、書道を始めて審美眼がついた(字の上手い下手が分かるようになった)と書きました。その結果、以前なら見過ごしていたような字もちゃんと注目するようになりました。

 

有難いことに、昔の方の法名が書かれている紙を見ることで、祖父や曽祖父の字を見ることが出来ます。年忌法要の際に使うので、30年前のものや、50年前のものが状態良く残っているからです。

 

それらを改めて見ると、特に曽祖父は達筆だなーと思います。私が生まれる前に亡くなっておりますので会ったことは無いのですが、やっぱり昔の人は手書きばかりだったので自然と字も上手くなっていたのでしょうか。線に迷いがなく、起筆もキレイです。文字同士のバランスも良いですし、一朝一夕では書けないのが、今なら分かります。私もあんな字が書けるように、鍛錬しなければいけません。

 

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音楽と書道

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話は少し変わりますが(また戻ってきますが)、先日サザンオールスターズのライブの配信を見ました。母が応援団(ファンクラブ)に入っておりまして、配信のチケットを買ったのでみんなで見よう、ということになりました。

 

私なんかが桑田佳祐の歌の上手さを改めて語るのもとんでもない話ですので割愛しますが、何度聞いても衝撃を受けるほどの上手さです。昔の方は、今あるような技術で声色をごまかしたりもできなかったからでしょうから、CDそのままの上手さという感じです。それでもたまに、CDの音から(わざと)外したりもしますが、それはそれで味があって良く聞こえます。すごいなーとんでもないなーと思うと同時に、書道と似ているなーと感じてしまいました(最近、何でも書道につなげたがる)

 

書道の創作の際、先生にお手本を書いていただくことがあります。実際に目の前で書いていただくのでとても勉強になるのですが、書き始めは『え、大丈夫?』と思うことがあります。

 

私の頭にある、文字の枠(この文字はこういうバランスで書くべしという固定概念)から飛び出した書き方のため、『そんなに横画長くていいの?』とか『ヘンでかくない?』とか『残りの文字入る?』という疑問、というか心配が生まれます(おこがましくてすみません)。しかし書き終えると、不思議と全てがバランスよく収まっていて、毎回感動してしまいます。

 

音楽がどうかは分かりませんが、書道の先生は『枠から外して書いてみて、それから次を考える』というやり方をされているように見えます。書いてみて、『しょうがない長くなっちゃった、じゃあどうしようか』とか実際に解説をしながら書き進めています。そして色んな調整をしながら最後はきっちり収める、という方法です。桑田佳祐の歌い方を聞いていると、この書道の創作を思い出してしまいました。

 

もちろん音楽にせよ書道にせよ、それをするためには多くの引き出しが必要で、『ここでこういう線入れたいな』とか『ここは草書の方が収まり良いな』といった技術や知識がそれを可能にしています。どちらも簡単ではありませんが、それは誰しもが努力をしながら得ていったものです。文字を通じてその努力が見えてくるのが、一層感動します。桑田佳祐があの年であれだけ歌えるのも、日々の努力があるはずです。

 

私は書道を始めてまだ1年くらいですので、まだまだ長い道のりが待っています。それでも、一歩一歩踏み出すことでしか前には進めませんので、昔の人に負けない字を書けるように、まだまだ頑張っていきます。もちろんお寺もことも日々頑張っていきます。

 

来週も頑張るぞ!

 

 

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