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遠回しに、法善寺の宣伝します

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2020年1月28日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

昨日は、大変エモーショナルな日記となってしまい、失礼いたしました。まだ全然立ち直ってはいませんが、マンバメンタリティで頑張っていこうと思います。

さて本日は、お寺生まれではない、とある方と話をしていて感じたことを書こうと思います。あまり詳しく書くと個人を特定されるかもしれませんので、ざっくりと。

その方は寺族の方ではなく、一般社会の中で過ごしてこられた方です。50代の方なのですが、話をしていて『あぁ、一般世間はお寺のことをこう見ているんだな』と思いましたので、その部分にフォーカスを当てて書き進めます。

その方のご友人など、年齢のこともあり親世代の葬式や墓問題で困っている方が多いとのことでした。話を聞いていると、『お寺は怖い』という印象をお持ちの方が多いそうです。理由は、お金の話をすぐされるから、だそうです。葬式のお布施いくら、お墓はいくら、とお金の話ばかりで嫌になる、とのことです。

お寺といえども、お坊さんといえども、霞を食べて生きているわけではありません。お金はとても大事というのは一般世間と変わりないと思います。しかしそんな中でも、それを全面に出されると普通は引いてしまうのは理解できることです。

ちなみに法善寺では、葬儀や年回忌の法要でのお布施に決まりはありません。あまりにも聞いてこられる方には目安はお伝えしておりますが、それでも『全体の費用もあると思いますので、できる範囲で結構です』とお伝えしております。ですので、同じお葬式をしても、お布施は10倍ほど変わってくる場合があります。でも、それで良いと私は思っています。

また話を聞いていると、離檀(檀家をやめる)や戒名・法名授与などで別途お金を取るお寺もあるそうです。法善寺の場合、院号料はありますが、それ以外はお金を取っていません。今住んでいる場所の近くにお墓を移したい、亡くなった方に法名をつけたい、などは別途お金を頂いておりません。

また、その家で次男以降はお墓に入れません、としているお寺もあるそうです。法善寺の場合(さすがにしつこいか笑)、お墓の使用権者の方が許可すれば、兄弟どころか遠縁の親戚でもお墓に入ることができます。

なんだか遠回しに法善寺の宣伝をしているみたいですが(実際そうですが笑)、これらの事があまり特別だとも思っていません。むしろ当然で、お布施で高額を指定してきたり、離檀料とったり、次男以降には別のお墓を建てさせたり、こういったお寺は長い目で見れば衰退していくと思っています。あまりにもお檀家さんの目線に立てていません。

私自身、一般企業で働いていた経験があるからか、お寺のそういう部分にはとても違和感を覚えます。こういった風潮を、少しずつでも変えていければと思い、こういったブログを書かせてもらいました。お檀家さんに寄り添ったお寺で有り続けられるよう、これからも邁進していきます。


南無阿弥陀仏

 
 
 

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