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納骨堂の香炉を新しくしました

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2020年10月11日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


早速ですが、納骨堂の香炉を新しくしました。以前は少し特殊な形のものを使っていて、スペース的にも厳しいところがあったので、今回はすっきりとした土香炉を置きました。


お坊さんのくせにですが、初めて香炉に灰を入れて、トントンして平らに均しました。トントンすることによって灰が詰まって平らになっていく様を見るのが気持ちよかったので、本堂にある香炉も一つずつトントンしていこうと思います。


やっぱり何事も、新しいものを買うのは気分がリフレッシュします。じわじわと納骨堂の改善計画も進めていこうと思いますので、このブログで進捗をご報告させていただきます。

 

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最近のことをダラダラと

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最近はバタバタとして、心も体も落ち着かない日々を過ごしています。そんな中ですが、日々のお勤めやこのブログといったルーティンが自分に軸を作ってくれる気がします。以前、『日々の営みが大切』みたいなことを書きましたが、やっぱりやるべきことをやる、そしてそれが出来る環境にいるということは、とても有難いことなんだなと思わされます。


個人的なバタバタとは関係なく時間は過ぎていきます。今週も終わりですし、来週だってやるべきことはあるし、11月になったら報恩講や帰敬式もあります。やるべきことは待ってはくれませんし、待たせるつもりもありませんので、一つ一つ顔を突き合わせてやっていきます。


自坊での報恩講は11月3日ですが、今年はコロナの影響もありますので動画配信のみにします。ただ、こんな状況なら開催できたんじゃないかという想いもありますが、やっぱり今年いっぱいは様子を見て人が集まるお寺の行事は基本的には控えていこうと思います


年末までにワクチンが出来るんじゃないかという、希望的というか楽観的なニュースもあります。もちろん開発に携わるプロの方々に感謝と期待をしておりますが、どうなるかは分かりません。兎にも角にも、早く普通の日常が戻ってくることを願っています。


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本山の報恩講 ===========


前述にもありましたが、報恩講という行事がそろそろ迫っています。お寺によっては今日開催していたところもありますが、この『報恩講』は浄土真宗のお寺では年間で最も大きな行事となります。


漢字の通り『恩』に『報』いるための『講(集まり)』で、これは浄土真宗の開祖である親鸞聖人に向けたものです。親鸞聖人は、浄土宗の開祖である法然上人に弟子入りし、民衆に称名念仏の教えを弘められました。厳しい修行に耐えられない、煩悩を捨てきれない、所詮凡夫の我々は阿弥陀仏のお力によって救っていただくほか、成仏できる道は無いんだと説かれました。


この『絶対他力』の教えを弘めてくださった恩に報いるためのお勤めが報恩講で、本山では親鸞聖人の命日である11月28日に合わせて行われます。逆に、法善寺のような末寺では、本山に被らないように事前に報恩講を開催するのが通例となっています。


ちなみに昨年は、私も本山の報恩講に出仕させていただきました。とても良い経験をさせて頂きましたので、来年も出ようと昨年時点では考えていたのですが、このコロナ騒ぎがあり迷っています。周りのお坊さんの同校なんかも見つつ決めようかと思います。なんだかんだでやっぱりビビりなんですね。


報恩講の話をしだすと、あーもう年末なんだなという気分になります。2020年はどういう年として覚えられていくんでしょうか。『終わり良ければ総て良し』という言葉のようにはならないと思いますが、せめて『有終の美』を飾れるような年になってくれると嬉しいなと思います。


みなさんもあと3ヶ月弱の2020年を、最後まであがいていい年にしていきましょう。

 

 

南無阿弥陀仏

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