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王羲之に没頭した時間

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2024年3月12日
  • 読了時間: 3分

3/12のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


鳥山明さんが亡くなってから、子どもたちとU-NEXTでドラゴンボールを観ています。他のサブスクでは2話目から有料とかになってしまうのですが、U-NEXTはデフォルトで全てを網羅しています。かゆいところに手が届くサブスクです。


昔の作品なので画質はあれですが、やっぱりドラゴンボールは面白いなーと思うとともに、子供たちも楽しんでいるのを見て、時代を超えて愛されるってすごいなーと改めて思います。


ワンピースが圧倒的ナンバーワン漫画だと思っていましたが、改めて鳥山明さんの画力を見ると、とんでもないです。特に乗り物の描写が細かくて本当に気持ち良いです。今は、イラストで部屋の壁を埋め尽くしたいほどの衝動に駆られていますが、なんとか抑えながらネットサーフィンしています。


こんなことに改めて気が付けるのも、亡くなった事による御縁と言えるのかもしれませんが、生前にちゃんと気が付きたかったものです。後悔先に立たず、です。


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王羲之に没頭した時間

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さて、そんな今日ですが、久々に午後にまとまった時間が取れました。そこで、先日国立博物館で購入した『王羲之と蘭亭序』という本を読みながら、今取り掛かっている同人展に活かせそうな字をピックアップする作業を行いました。


この本には、蘭亭序以外の作品も多数掲載されていて、行草体の作品もあります。すべて参考になるのですが、特に嬉しいのが、それぞれの作品でなんて書いてあるのかが、ちゃんと説明されているところです。


一般的に図録だと、展示作品の写真が掲載されているだけで終わっています。行書や草書にまだまだ明るくない私からすると、作品の写真だけでは何が書いてあるのかが分からないことが多々あります。


なので、ちゃんとなんて書いてあるかが説明されているのはとても助かります。そんな特典を活かして、まずは活字から入り、今回の同人展で書く課題の中に含まれている字があったら作品の当該箇所を見て、使えそうだったらメモを取る、という作業に没頭しました。


私が書く課題は正信偈の一部分なのですが、七言絶句の繰り返しという漢詩のスタイルですので、王羲之が書かれた作品の中にも同じ漢字が多数登場します。


『之』『人』といった簡単な字でも意外と色んな書き方が出てきますし、『解』や『護』といった画数の多い字の草書体が分かりやすく出てきます。一つ一つメモに取り、今後作品を更に煮詰めるにあたって必要なカードとして持っておこうと思います。


それにしても、なにかに没頭できるとはなんと幸せなことでしょうか。雨でお墓参りの方が少なかったことも相まってですが、集中して作業ができた時間はとても充実したものでした。


こういった時間に有り難さを感じつつ、また日常は日常として精進していければと思います。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。書道を初めて4年半、今が一番楽しい気がします。



南無阿弥陀仏

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