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牛橛造像記の勉強始まる

5/25のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


最近暖かくなってきた影響もあると思いますが、マスクを着けない人が多くなってきた印象です。お店のパーテーションも取り外されているところがありますし、以前の日常に少しずつ戻ってきているのかなという感じです。


上野・浅草エリアには多くの外国人がいらしています。ここ三年間全くありませんでしたので、コロナ前に戻ったのかなと思いましたが、データによれば2019年比では66%くらいみたいです。ということは今の1.5倍の外国人が以前は来ていたということで、その多さに驚愕しました。


とはいえこれから日本は観光が大きな産業になるでしょうから、コロナ前とは言わずもっともっと多くの外国人が訪日するようになるはずです。これくらいでビビらず、これからの流れに乗れるような何かを進めていければいいなぁと思っています。


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牛橛造像記の勉強始まる ====================


今日は書道教室に行ってきました。王鐸の臨書が無事(?)に終わりましたので、今日からは新しい法帖が始まりました。


ということで今週からは、『長楽王丘穆陵亮夫人尉遅造像記(通称:牛橛造像記 ぎゅうけつぞうぞうき)』と呼ばれる北魏の楷書体を勉強していきます。太和19年という、西暦にすると495年に造られた石碑の文字で、これは龍門石窟という河南省にある遺跡にあります。牛橛(ぎゅうけつ)という息子を亡くした母親が仏像を造られ、その由縁が書かれたものだそうです(=造像記)。ただ、実際の作者は不明だそうです。


龍門石器は世界遺産だそうですが、中には20もの碑が残っているそうです。合わせて『龍門ニ十品』とも呼ばれるそうですが、今回勉強する『牛橛造像記』はその中でも最古のものだそうです。今でも行けば見られるそうですが、こんなものが現存しているなんてすごいですね。石窟の中なので雨風にさらされないのが大きいんでしょうが。


牛橛造像記の書体としては楷書なのですが、楷書の完成形と言われる欧陽詢の『九成宮醴泉銘』が書かれた唐の時代(貞観6年=西暦632年)よりも前の作品ですので、少し隷書っぽさとか、荒々しさが残っているのが特徴みたいです。起筆が異常なほど強く、終筆は収めるというよりも少し跳ね上げる感じ(これが隷書っぽい)、字形は縦長というよりも正方形かやや横長です。


とまあ色々と蘊蓄垂れましたが、習うより慣れろですので、書き始めました。まず最初の今日は、半紙に二文字ずつ書き、次回からは半切の1/3に四文字ずつ書いていくみたいです。研究科になってからは提出物はすべて全臨(全文字臨書)ですので、全102文字を臨書しての提出となります。


実際書いてみると、いつもの如く『大きく書きすぎる病』が発症してきました。創作とかでは発症しない病気ですが(むしろ逆の『小さく書きすぎる病』が発症します)、臨書になるとだいたい漏れなく発症してきます。そんな病と闘いながら書いていたら、あっという間に一時間経ってしまいました。『楷書は得意でしょうから大丈夫ですよ』と先生に煽られながら、無事に初回を終えました。


書き慣れていないのが大きいと思いますが、いつも書いている臨書よりもかなり気を使いました。起筆・終筆・はらいの形・点の形、そこらへんが特徴的なので、かなり意識しました。出来ているかは不明ですが、目の付け所は間違っていないはずなので引き続きチャレンジしていきます。


ちなみに『牛橛造像記』の法帖は全五回です。残り四回で提出となりますので、余裕ぶっこいてたらすぐに終わりますので気を引き締めて頑張ります。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。いつか本物を見に行ってみたい。



南無阿弥陀仏

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