『深める』と『広める』
こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
今日は、私がお寺で何かする上で意識している、『深める』と『広める』という2つについて書こうと思います。
まずそれぞれを簡単に定義すると、『深める』は技術を高めたり、人との繋がりを強くしたりする活動です。『広める』は新しい層にリーチして新しい人とのつながりを作る活動です。
例えば、書道はスキルを高めるので『深める』に分類してます。声明の練習や、学院での勉強も『深める』です。『深める』という言葉が合っているか分かりませんが笑、自分の内側に向けた活動といったところでしょうか。
反対に外側に向けた活動を『広める』としています。例えば、『宗教を知ろう』のパネルディスカッションなんかがそれです。今までお寺に来たことのない人にも来てもらいたいという思いで企画しました。
ただし、それぞれがパッツリ分かれているわけではありません。『深める』ことで『広まる』こともありますし、『広める』ことで『深まる』こともあります。
書道に通って、そこでも先生や生徒さんと繋がったり、『宗教を知ろう』の準備を通して、自分の宗教に対する知識が深まったり、相互作用があります。
今後、お寺を新しくする時には『広める』方を強く意識し、それによって『深まる』ようにデザインしなければいけません。まだ何をするか決めきれていないだけにフワフワした表現ですが笑、その流れは無視しないでいきたいと思います。
新しく何をするか、週替りくらいでアイディアが回っています。ちなみに今週はカフェ推しです笑 色んなお寺に行ったり本を読んだりして勉強しながら決めたいと思います!
そういえば明日はクリスマスイブ。お寺には無関係ですが笑、皆様におかれましては、素敵な日をお過ごしください。
南無阿弥陀仏
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