檀家制度って終わりなの?


こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

今日もどんよりとした空模様でした。梅雨らしい梅雨ということで空梅雨よりは良いかもしれませんが、傘やらなにやら持ち物が増えるのは厄介ですね。

 

ただこの雨が、巡り巡って私たちの恵みとなっていると考えると大事に思えてきます。何事もご縁ですので、良い悪いで判断せずに感謝の心を持てれば良いですね。

 

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独立寺院連絡会に出席

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さて、今日は午後に『独立寺院連絡会』の総会がありましたので行ってきました。住職(父)が会長を務めているのですが、入院してしまいましたので私が代理で顔を出してきました。

 

『独立寺院』というのは、30数年前にあったいわゆる『お東騒動』の際に大谷派から独立した寺院のことを指しておりまして、その内の80ヶ寺程でこの『独立寺院連絡会』というものを組んでおります。

 

ちなみに『お東騒動』につきましてはネットで調べていただければ色々と出てきます。もちろん事実もあるのでしょうが、大谷派に寄った記事が多いそうで、本当の事実はそうではない、という事も聞きます。なんにせよ、その騒動の時辺りに生まれた私は間違いなく当事者ではありませんので、あまり口は挟まずにいることにします。

 

この独立寺院連絡会では、年に数回声明講習会を行ったりしていています。お寺同士の横のつながりを作るのには良い会かなと思っていますので、これを機に私自身も積極的に顔を出していこうと思います。

 

なお本日は、コロナの影響もあり独立寺院連絡会の役員だけが揃う場でした。当然のように、私が一番年下です。皆さん、私が小さいころからお世話になっている方々ばかりでしたが、あのような場でお会いしてお話をするのはなかなか無いので、みなさんの様々なお話を聞けるだけで貴重な場となりました。

 

私自身、この独立寺院連絡会をより良く活用できるように、色々と考えていこうと思います。

 

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檀家制度って終わりなの?

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話は変わりますが、最近思う『檀家制度』について、このブログを読んでくださっている方には私の考えを共有させていただきたいと思います。あんまり長くはなりませんので、お付き合いください。また、特定の誰かに向けて書いたものでもなく、お寺業界の大きな流れに対して言わせていただいています。

 

さて、

 

お寺で勤めていると、『檀家制度は終わりだ』という話をよく耳にします。少子高齢化、核家族化、信仰心の低下、そういった様々な要因により檀家制度というのはもはや維持できないものである、というお話です。

 

私自身、納得できる部分も大きくありますし、大局観で見るとそうなのかもしれないなと思います。ただ、だからと言って簡単にあきらめて良いの?という気持ちもあります。要は『檀家制度は終わりとか言うけど、やることやって言ってるの?』ということです。

 

檀家制度のそもそもの始まりは江戸時代初期まで遡ります。当時は今みたいに役所があるわけではありませんので、戸籍の管理をするために国民全員にお寺の檀家に属してもらい、各お寺でその方々を管理する、というのが檀家制度の始まりだそうです。

 

それから約400年が経ち、時代が流れ、檀家制度に陰りが出てきました。先述した、少子高齢化や核家族化が主な原因かと思います。『墓じまい』という言葉もすっかり一般化してきました。これらは時代の流れですので仕方ないことかと思いますが、だからと言って『檀家制度は終わり』とするのは短絡的過ぎます。

 

檀家制度の終わりについて、先ほどは『信仰心の低下』も要因に含めましたが、これについてはお寺側の責任もあると思っています。きちんと伝えるべきことを伝えていれば、今みたいな状況では無いはずです。簡単に言えば、胡坐をかいてきたわけです。

 

過去のことを愚痴りたいわけではありませんのでこれぐらいにしますが、法善寺としては『お檀家さんに仏教や浄土真宗の教えを伝える』ということに改めて注力しています。その主たる活動が、このブログや会報誌『家庭通信』や『宗教を知ろう』です。

 

↓↓第二回『宗教を知ろう』↓↓

https://www.houzenji.org/post/shukyou-wo-shirou-2020

※写真は昨年の模様です。

 

これらの活動がどこまで効果があるのか、直接は測りかねますが、法善寺のお墓参りの方や法事の数は年々増えてきています。もちろんこれら以外にも細かいことをやっていますが。

 

法善寺としては特別なことをしているつもりはなく、シンプルに『お檀家さんに仏教や浄土真宗の教えを伝える』という気持ちで動いていてこの結果ですので、『檀家制度は終わりだ』と言っている人に対してはやっぱり違和感があります。『評論家ぶる前に、やることあるぞ』という気持ちです。もし、やるべきことを全てやった上でそのように仰っているのであれば、全力で陳謝します。

 

前述しましたが、特定の誰かに向けての発言ではありません。生意気ながら、お寺の人たちに向けて、悲観的にならずに前を向いて頑張っていこうよ!というメッセージになれば幸いです。

 

少なくとも法善寺は前向きです。明日からもがんばっていきます。

 

 

南無阿弥陀仏

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