書道 書初め課題提出
11/18のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日はインフルエンザの予防接種をしてきました。今のところ、コロナワクチンの時の様な副反応もなく、平和に過ごせています。打った直後に頭痛がしたのですが、水を飲んだら治ったのでただの水分不足でした。
これで一応今冬は万全の状態で迎えられそうですが、引き続き手洗いとマスク着用は忘れずに徹底していきます。コロナどうこうの前に、シンプルに風邪ひきたくないので。
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書道 書初め課題提出 =================
さて、今日は昨日の続きですが、書道教室で提出した書初めの課題について振り返っていこうと思います。ちなみに今日も書道教室に行ったので、もしかしたら明日は今日の書道の振り返りになるかもしれません。そうなると3日連続ですが、やっぱり書道は学びも多いので皆さんも楽しんでいただけると嬉しいです。
さて、書初めでは3点提出しました。右から、角額(全紙を縦に2等分したサイズ)の『少字数』、真ん中が半切(全紙を横に2等分したサイズ)の『かな交じり』、そして左が同じく半切の『漢字』です。
ちなみに今回使用した紙ですが、全て二層紙(二双紙)を使用しました。その名の通り、普通の紙を2枚重ねたものになるのですが、紙が厚い分にじみが強く出ます。特に淡墨(磨った墨)を使うとその表情は面白くて、本番は違う紙での提出でも良かったのですが、私は二層紙のまま提出しました。
まず『少字数』ですが、『嘉應降』と書いてあります。文字数が奇数なのでどうしたってバランスよくはなりません。ただ、だからこそどうやって空間を作るか(文字を置くか)が面白いところで、私は右に2文字、左に1文字、そして空いてる下のスペースに落款、という形にしました。他の方は、右1文字に左2文字で左辺に落款、または上に三文字を横並びにして下に何行にも亘って落款、というものもありました。同じ課題なのに、書く人によって文字を置く場所すら変わってくるのが、また面白いところです。
改めて見てみると、線の種類が少ないなーと思います。どれも一辺倒な線で、表情があまりありません。また、二層紙特有のにじみも全然出ていません。他の方の作品を見てみると、それはそれは大迫力のものばかりでしたので、まだまだ『破綻』が必要です。
次に『かな交じり』ですが、上田秋成の『長閑なる 日影はもれて 笹竹に 籠れる庵も 春は来にけり』という短歌が課題でした。少字数よりは潤滑が表現できていてよかったかな?と思いますが、周りの方を見てみると、様々な章法(文字の配置)で書かれています。最後の『けり』くらいを横に持って来て3行っぽく書いていたり、上の句を紙の上に、下の句を紙の下に持ってきて2行 x 2段で書かれていたりします。そういった作品を見ると、私の2行書きは基本ではあるのですが、そこから少し派生していかないといけないなという気持ちになりました。
最後に『漢字』ですが、『無邉樂事』と書いてあります。見ての通り『無』と『樂』で墨継ぎしたのですが、一画目の横に伸びた線みたいなのは、墨がぼたぼたと垂れているだけの偶然の産物です。また、改めて私の字を見てみると、『無』のレンガ(最後の4つの点々「灬」)が変に左に寄っています。これは今日の先生からのお話にありましたが、ヘンとツクリなどをずらすのは良いけど、その具合は見極めないとバラバラになってしまうとのことでした。この『無』は正にそうで、私的には字に表情を持たせたかったのでレンガをずらしたのですが、これはバラバラになってしまっています。良い塩梅というのは難しいです。
一応こんな形で、書初め課題は提出しました。師範養成科の時もそうでしたが、研究科になるとますます周りには上手な方々ばかりです。圧倒されながらも、必死に付いて行って自分自身も成長していきたいと思います。
引き続き頑張ります。
南無阿弥陀仏
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