書道の課題制作
8/16のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
何だかここ最近、毎日息子の寝かしつけ結果について書いている気がしますが、今日も寝かしつけにかなり苦労してしまいました。昨日の作戦通りに遂行したのですが、今日はなかなか寝ず、新しいおもちゃを取り出してこようとしたのでさすがに一喝したら、一泣きして、そこから寝てくれました。本人も眠かったはずですが、それよりも遊ぶ楽しさが勝っていたんでしょう。
寝るのが遅いと我々の夜の自由時間が減るのと、息子が朝起きるのが遅くなるので困っています。明日もまた試行錯誤を続けて、何とか良い方法を見つけ出したいと思います。引き続き頑張ります。
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書道の課題制作 =============
さて、明日の書道の課題提出に向けて、今日も少し書きました。最近はホント時間が足りなくて大変なんですが、先月はギックリ腰で課題の提出すら出来ていませんでしたので、今月はなるべく頑張っています。
今日は尺八屏という約53 x 234cmのサイズの紙に書く、創作をやりました。前回の書道教室でも何枚か書いたのですが、もっと何か工夫が出来るんじゃないかと思って保留にしていた分です。
課題となる漢詩は、蘇軾(そしょく)の『中秋の秋』というもので、本文は『暮雲収蓋溢清寒 銀漢無聲轉玉盤 此生此夜不長好 明月明年何處看』となります。ちなみに日本語に訳すと『日暮れ方、雲はすっかり無くなって、さわやかな涼気がみなぎり、銀河には玉の盆のような明月が音もなくさしのぼった。この楽しい人生、この楽しい夜も、永久につづくわけはない。この明月を、明年ははたしてどこで眺めることだろう。』となるそうです。情緒ある、良い文章ですね。
書き進めるうえで、前半は画数の多い字が多いので、黒くなりすぎないように所々に草書を入れたり細い線でさら~っと書いてみたりして、白を作っていくイメージで書きました。また後半は、前半に比べると画数の少ない字が多いので、逆に黒くするところはきちんと黒くすることをイメージし、更に『此』と『明』は2回ずつ登場しているので、それぞれで表情を変えるように意識しました。
また、他にも基本的な注意点にも気を使っています。墨が多く入った文字の横に同じように墨が多く入った文字は置かない、逆に擦れた文字の横に擦れた文字を置かない、原稿用紙の枠に区切られたように均等に文字を並べない、見せ場を作る、といったところでしょうか。
偉そうなことをつらつらと書いておりますが、『意識する』とは言いましたが『書ける』とは言ってません。実力が伴わないのでなかなか実現しないのがもどかしいところで、残念ながら今日書いたものは保留にしていたものを超えることがありませんでした。筆も今までとは違う筆(長くて細くて柔らかい)を使っているので、はっきり言って慣れません。見せ場となる文字で逆筆でカッコよく決めたいところでも、筆が開いてくれずにしょぼんとなります。
明日が提出当日ですが、まだ納得できませんので朝にもう一枚書いてみようと思います。始めるまでが腰が重いのですが、やっぱり始めてみると楽しいのが書道の素敵なところです。まだまだ白い紙と黒い液体と毛束に翻弄されていますが、いつかこちらが翻弄できるようになれる日を夢見ながら、一つ一つ頑張っていきます。
南無阿弥陀仏
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