書初め・競書・書譜

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


今日は久々の雨デーでした。少し止む時間もありましたが、基本的には断続的に雨が降っていました。台風の影響だそうですが、あんまり大事にならないことを願っています。


雨が降らないと農作物は育たないし、飲み水も足りなくなるというのは分かりますが、水害は困りますので、丁度いい量の雨が降ってくれると良いのですが。そんな叶わない願いを抱きながら、今日もブログを書いていきます。

#所詮非力

 

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書初め展に向けて

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さて、今日は木曜日でしたので書道教室に行ってきました。ちょっと早い気もしますが、来月に書初めの提出が迫っているらしく(他人事かい)、今週からはその説明に入りました。また10月号の競書も通常号と趣が変わっているので、その辺りも説明を受けました。


まず今日説明を受けた書初めは、半切に大きく4文字書きです。課題となった文字は『玉雪開花』で、美しい雪が樹に降りかかり花が咲いたようになっている、という意味みたいです(諸説あり)。創作ですので、行草体を交えながら書いていくわけですが、更に同じ字でも色々な形があるので、いくつもの組み合わせを試しながら自分が良いと思う作品を作り上げていくわけです。


『玉』は今でもよく使う感じですが、『雪』なんかで言えば下の『ヨ』の部分が『彗』になっている字も昔は使われていたそうです。また『雨』も点々が左右一つずつというのもよくある形ですので、その組み合わせを使うだけで『雪』は4通り書けることになります。


次の『開』ですが、門構えの中を『井(上が突き抜けているか否か)』にすることも出来ますし、門構えも行草体の中では様々な形に変化します(最後は『つ』みたいになります)。『花』だって、全てを草書にするか、冠のチョンチョンは残すか、とかで何通りもあります。大変ですが、こういったことを勉強していけば古典も読めるようになりますので面白いです。まだまだ読めないものが大多数ですが、前よりは読めるようになっている自分もいます。

 

============ 10月号の競書

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10月号の競書ですが、『条幅 漢字』というカテゴリーがあります。通常は14文字の漢字を行草体で創作しながら2行書きするのですが、今月は書初めと同じように大きく4文字書きになります。


こちらの4文字は『神融筆暢』で、精神が滞りなく通じて筆がのびのびと動く、という意味だそうです。『神』というのはいわゆるゴッドではなく、『心』という意味で使われています。『融』は『鬲』の口部分がはしごになっていたり(髙と同じ感じ)、下の中が『羊』の横画が一本ないやつになっていたり、ちょっと変化します。『筆』も草書になると様相が一変して、知らないと書けないし読めない字になってしまいます。『暢』は割とそのまんまです(最後手抜きかい)。


書初めにしても、競書にしても、普段はあまり使わない太い筆で書きます。大きな紙にたった4文字ですから贅沢に大きく書けます。その分、線の太さもきっちり出さないといけないのですが、『太く書く』って意外と難しいです。また、やっぱりどうしても『きれいに書こう』とする気持ちが働いて、変にバランスの取れた字になってしまうことがあります。それだと全然面白くないので、あえてスペースを不均等に取ったりしながら、面白い形を模索していきます。


書初めも競書もまだまだ始まったばかりですが、気を抜いたらあっという間に終わってしまいますので、頑張ります。賞もあるそうなので、あわよくば取れるように精進します。

 

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『書譜』の進捗 =============

そして法帖は先週から『書譜』をやっております。相変わらず何が書いてあるかわからない行草体ですが、一文字一文字頑張って勉強しています。

ちなみに写真が、今日書いた文字の一部です。『善書者漢』と書いていますが、知っていないと確実に読めません。一文字目の『善』は少し原型がある気がしますが、それ以降はほぼ原形無しです(私の臨書が下手糞と言うのは置いておいてください)。


『書』の草書は『土』にチョンが付くみたいな形で、落款とかでよく使うのでこれは馴染みがあります(それでも知らなかったら読めないよね)。『者』と『漢』は説明されないと良く分かりません。強いて言うなら、先週のブログにも書きましたが、さんずい・にすい・にんべん・ぎょうにんべん・ごんべんは縦画一本に省略され、紛らわしい場合はさんずいやぎょうにんべんはその縦画に当たるようにチョンを書く、というルールがありますので、かろうじて『さんずいか、ぎょうにんべんだな』と思いますが、だからと言って『漢』には見えてきません。まだまだ勉強不足です。


個人的なバタバタがありますが、だからと言って周りが待ってくれるわけではありません。文句を言っているのではなく、逆にそうやって周りが流れてくれることが心の支えになったりします。立ち止まらないように、書道もお寺も頑張っていきますぞい。

 

 

南無阿弥陀仏

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