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明日は報恩講

11/2のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


明日に報恩講を控えておきながら今日は一日雨模様、特に夕方過ぎからは豪雨の時間帯もありました。ただこれが逆に有り難く、今日で雨が降りきってしまうため明日は快晴みたいです。仏法雨風に弱し、と言われますので天気が良いのは何よりのことです。


とはいえ、法善寺の場合は、報恩講の出欠を取っているわけではなく、当日にならないと何人来るかわからないという感じです。ですので、前日はいつも緊張します。誰も来なかったらどうしよう、という気持ちを抱えながら、今年も粛々と準備を進めておりました。


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明日は報恩講

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ということで、明日は報恩講です。浄土真宗のお寺にとって、年で一番大きな行事になります。東京では一座法要と言って、1回だけ法要をするというのが多く見えますが、地方では何日にもわたってお勤めするお寺さんも多いです。それだけ重い行事であるというわけですね。


ちなみに法善寺も一座法要ですが、来年からは前日の夜(夕方)に御伝鈔を読みたいなと思っています。実はコソコソ勉強している御伝鈔拝読作法ですが、なかなか披露するところがないため、それなら自坊でやってしまおうという感じです。まだ未定ですし、お参りの方はいらっしゃらないでしょうが、やってみるつもりです。


話を戻して今年の報恩講ですが、今日は前日でしたので お荘厳など諸々の準備を進めていました。基本的に本堂 周りは私の役割、お座敷の方は妻と母で整えるという感じです。なんでか分かりませんが、本堂のお荘厳は去年より時間がかかりとても大変でした。


本堂のお荘厳は、基本的には昨年の写真を見ながら進めていきます。どんな水引を使い、どんな打敷を使い、どこに何を飾る、というのは記憶に頼るよりも記録に頼る方が確実です。悲しいかな、私の頭なんかよりもはるかに優秀な頭脳が、今のスマホには詰まっています。


ただ、昨年の言いなりにそのまま作るかと言うとそれも少し違います。声明学園や他のお寺さんなどで見聞きした情報、学んだ情報が年々増えておりますので、それらを活用して自坊の荘厳を少しでも良くしたいと思っています。


この場合の『良くする』というのは『本義に沿っている』という意味です。基本的なルールというものがお荘厳には存在していて、それを守ることを心がけています。


とはいえ、本堂の造り上難しかったり、仏具の数が足りなかったりなど、叶えられないこともあります。理想と現実を見ながら、また創意工夫を凝らしながら、できることはやりたいなということで毎年少しずつリニューアルしているつもりです。


ただ、冷めた見方をすれば、そこまでこだわったところで、ほとんどの方々には伝わらないというのが現状かもしれません。今日、とある方からも、他のお寺では見て見ぬふりをしている人も多いよと言われました。


その気持ちも痛いほどわかりますし、ただの自己満足に浸っていてはいけないと思います。でも、こだわるところはこだわりたいという気持ちもあり、その中でできることをコツコツやろうと思っています。


そんなこんなのお荘厳ですが、個人的には納得の出来上がりとなりました。これから法話の最終準備をして、明日の方向をお迎えしたいと思っております。


皆様のお参りを心よりお待ちしております。天気も良さそうですので、是非足を運んでみてください。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。睡眠時間確保も抜かり無く。



南無阿弥陀仏

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