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形あるものに親しみを覚える

8/18のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


昨日一昨日と、本堂裏の片付けを進めている模様をお届けしました。今日も今日とて作業を進めていますが、片付けが終わるまでブログで毎日書くのもくどいので、何か大きな進捗があったらまた報告させていただこうと思います。


ちなみに今日の作業で、大体全体の10%くらい終わった気がします。建替えの日が迫っている(かもしれない)中ですので、スピード感も気にしつつ進めていければと思います。


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形あるものに親しみを覚える

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ご門徒さんから、たまに『ご住職は何代目ですか?』と聞かれることがあります。一応事実ですので『21代目です』と答えると、とても驚かれます。


確かに世間で老舗と呼ばれるようなお店でも、現店主は3〜5代目くらいが多い気がしますので、21代目はかなり特殊です。驚かれるのも無理ありませんし、自分でも冷静に考えれば何だかすごい数字に思えてきます。


ほとんどのお檀家さんの中で、法善寺のご住職といえば祖父を思い浮かべるそうです。祖父は住職になったのも早く、長きに亘ってその役を務めていましたので、そういう印象になるんだと思います。


本堂には、私と父、祖父、曽祖父の写真が飾られています。さらに境内には高祖父(曽祖父の父)の銅像があり、私からそこまでの流れは分かりやすく追うことができます。そんなこともあるので、せいぜい5代目くらいだろうと思ったら21代目と答えられたら、確かに驚くしかありませんね。


実際私も、高祖父までしか繋がりを強く感じられていない面があります。高祖父の先代は、早くに亡くなってしまったため、実は血縁がそこで途絶えている(高祖父は品川の正徳寺さんから来ました)というのもありますが物として何かが残っている、というのが一番大きい気がします。


想像しにくいものには親しみを感じられないのは、悲しいかな、我々人間の一つの習性なのかもしれません。そんな意味で、絵像なり立像なりで仏様のお姿を示してくださっているのは、何とも丁寧で、何とも有り難いことです。


親しみは感じられずとも、ご先祖様や累代の方々のご縁によって今私が生かされていることは、紛れもない事実です。これまでの連綿とした流れに感謝の気持ちを抱かないといけませんね。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。私も連綿とした流れの一部です。



南無阿弥陀仏

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