建中告身帖スタート

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


今日は9月11日、19年前の今日、同時多発テロが発生しました。あの映画の合成のようなワンシーンを見たときの衝撃はいまだに忘れられません。当時は中学生でしたので、それをきっかけにテロというものを知った気がします。


そして奇しくも、母方の祖父と、留学時代は特にお世話になったアメリカに住んでいる叔母さんの誕生日でもあります。何とも不思議なご縁のある日です。

 

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書道、次の法帖へ

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さて、今日は書道教室に行ってきました。本来は木曜午前のクラスを取っているのですが、仕事が重なったりしたときには振り替えて別の曜日で受講しています。簡単に振り替えられるのは本当に便利で助かっています。

#日本教育書道芸術院

 

前回のクラスで『祭姪稿』が終わり、今週からは新しい法帖に入ります。『建中告身帖(けんちゅうこくしんじょう)』というもので、祭姪稿と同じく顔真卿(がんしんけい)の著作です。


『建中』というのは元号で、建中元年(780)に書かれたことからそう呼ばれるそうです。『帖』というのは『書』という意味で、真ん中の『告身』は『身を告げる』、つまり今で言う『辞令』に当たるそうです。


顔真卿さんは当時の唐ではエリートだったらしく、中華全土を飛び回って様々な役職に就かれたそうです。その数は31に上ると言われているそうで、恐らく生涯でたくさんの辞令を受け取ったことでしょう。ただここで一つ矛盾があって、顔真卿が書いた『建中告身帖』は、宛名も顔真卿本人だそうです。自分の辞令を自分で書くのはおかしい、ということで、この辞令自体は偽物じゃないかと言われているそうですが、書の価値としては間違いありません。


それにしても、前回の『祭姪稿』もそうですが、この『建中告身帖』も、顔真卿は『書の作品を残そう!』と思って書いたものではありません。特に『祭姪稿』はいわゆる原稿ですから、人の目に触れるとも思っていなかったかもしれません。そんな著作が時を超えて多くの人たちによって学ばれているというのは、とても面白いことだなーと思います。書道って素敵ですね。

 

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建中告身帖の特徴

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さて、この『建中告身帖』ですが、前回の『祭姪稿』の特徴に加えて、蚕頭燕尾(さんとうえんび)という特徴があるそうです。


文字の起筆が蚕の頭の様にぼってりしていて、終筆が燕のしっぽの様に段違いになっている、ということみたいです。実際に法帖を見てみると、なかなか特徴的な字で『祭姪稿』と同じ人が書いたようには見えません。


書道の先生曰く、同じ人でも時代によって書く文字も変化しているそうで、顔真卿は晩年の作品には蚕頭燕尾の特徴が良く見られるそうです。

写真は先生のお手本です。『×』が付いているのが普段使うような書き方ですが、今回は『建中告身帖』の臨書ですので、ぱっと見、変な形の方を使っていきます。これが『燕尾』ということです。


起筆の『蚕頭』は、先生から『簡単だから大丈夫でしょ』という理由で見本を書いてくれませんでした。すっかりベテラン扱いされていますが、まだまだ新人でいさせて欲しいものです。


終筆の部分ですが、筆を一回立てて、もう一度落とし、筆を立ててから払う、という順番で書いていくそうです。今まで使った事の無い技法なので困惑しますし上手くいきませんが、頑張って真似していきます。


先生も仰っていましたが、筆の使い方の練習のつもりでやってみる法帖だそうです。回数も少なくて、次回で終わり、つまり全2回です。少しでも身に付くようにやっていきます。


また、来週は9月の課題提出です。お彼岸があるので、早めに提出しなければいけなく焦っています。書道は楽しいですが、大変は大変なので引き続き頑張っていきます。

 

 

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