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学ぶって楽しい

2/12のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


ここ数日カメラのことを調べているせいで、スマホ上の広告がことごとくカメラ関連のものになってしまいました。購入には行き着いていませんが、そこで新たな情報をゲットしては更に調べ、新たな広告が出てきたらクリックし、と終わらないループに突入してしまいました。


とは言え、購入する気は今のところありませんので、勉強だと思ってやっています。オンボロ機であるNIKON D70を相棒に、しばし過ごしてみる所存です。


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学ぶって楽しい

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さて、今日は書道の文字考ゼミに行ってきました。今日で3回目、来週の4回目で完結となります。早いものです。


甲骨文字を字源にした漢字を学んでいく、というのが大まかなスタイルですが、今日は前半に活字体と書写体で微妙に変わる漢字を教わりました。例としては『末』や『呆』でして、これらは左右払いでなく、『示』のように点々と打つのが正しい、といったことでした。


この場合の『正しい』というのは、古典で書かれてきたかどうか、ということです。つまりはこれまでの歴史で慣用とされてきたかどうかという意味ですが、これが活字体とは違うことが多々あります。


活字体は、様々な便宜が働いた上で作られたものです。例えば『楼』は『樓』が簡略化された結果ですし、『天』上の線の方が長いのは康熙字典(こうきじてん)という昔の(これに関しては間違えている)字典を、参考にしたからだそうです。ちなみに『天』は、書写体では上の線のほうが短いのが慣用です。


後半の甲骨文字が字源となっている漢字についてですが、『人』関連のものが多く並べられました。例としては、『立』は人が地面に立っている形で、2つ合わせた『竝』が『並』となる、みたいなことでした。


普段よく使う漢字でも、なかなか字源まで意識することはありません。書道に生かせるということももちろんですが、純粋に『学ぶって楽しいな』と思わせてくれるのが今回のゼミです。


坊さんに必要なスキルだと思って通い始め、今でもその気持ちはもちろん持っていますが、少し道楽色もついてきた気がします。まぁその方が長く付き合えるでしょうし、この気持ちも否定せずに歩んでいければと思います。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。同人展の作品制作も頑張らないと。



南無阿弥陀仏

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