声明学園研修科での学び
7/6のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
昨日に引き続き、税務の仕事をポチポチと進めていました。昨日の言いっぷりでは、あとは紙に書いて終わり!くらいの感覚でしたが、いざやってみるとまだ終わっていない作業があり手間取りました。ただそれでも何とか終わらせ、あとは郵便局に支払いに行くだけ、という所まで来ました。時間が無くて今日は断念しましたので、明日行ってきます。
サラリーマン時代は自分の税金なんて意識しませんでしたが、こうやって払う側になるととても考えさせられます。決して安くない金額ですし、ニュースでは税収が最高額を記録したなんてのも聞こえてきます。どうか一円でも無駄なく、有効活用してほしいものです。
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声明学園研修科での学び
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さて、今日は木曜日でしたので声明学園の授業がありました。来週がお盆でお休み、再来週が修了式ですので、通常授業は今日が最後となります。
まずは19時から夕礼が始まります。嘆仏偈、念仏讃三首引き三淘、回向、最後に御文という差定で、差定自体は簡単ですが、出退作法や巡讃本の扱いなどの動きもチェックされます。当然と言えば当然ですが、こういった動きにも色々とルールがありまして、それに則っているかを見られるわけです。
夕礼が終わった後、研修科の教室に戻ったのですが、そこで生徒から先生へ質問がいくつも投げかけられます。『○○はこれで合っていますか?』とか『あれをやるタイミングはここで良いんですか?』とか、細かい質問が続きます。そして先生も参考書を元に、それらにきちんと答えてくださいます。
私が所属しているのは研修科です。名ばかりかもしれませんが、一応卒業した後に、それでもまだ学びたいと思っている人が在籍する科になります。ですので、今日の夕礼後の、みんなで自主的に学んでいく姿勢は、これこそが研修科だなぁと感銘を受けました。これまでに学んできたこと、これまでに見てきたこと、それらを踏まえて自分で考えた上で、みんなで質問を持ち寄って考えるわけです。
武芸なんかもそうかもしれませんが、作法は実は一つ一つ理に適っています。座る所作、歩く所作、回る所作、一つ一つに理由があるんですね。最初は『なんでこんな形ばかり気にするんだろう』と思うこともありますが、学んでいく内にその作法の真意が分かってきます。
そしてその真意が分かっているからこそ、新たな場面や、急な局面にも対応することが出来るわけです。仮にそこで間違えてしまっても、何となく間違えたのと、意図ある間違いでは全然変わってきます。そこでまた新たな意図を学び、知識を深めていくことが出来ます。
何事も、前のめりでないと学びは薄くなります。そして、学んだことを何らかの形でアウトプットすることが、更に学びを深めていきます。夕礼をして、課題が出て、先生に質問して、自分の中で納得して、そして実践で試す。この繰り返しが学びを深める近道かなぁと思っています。
再来週の修了式では、2年生が中心となって報恩講の勤行をやります。研修科もお手伝いしますので、私とて気楽にならず、気合入れて頑張ります。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。まもなく、声明学園に通い始めて3年。1年が早い早い。
南無阿弥陀仏
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