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俳句の創作

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2021年4月7日
  • 読了時間: 3分

4/7のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は午前中に書道に行って、昨日行った蘭亭序の全臨を先生に添削していただきました。複数人いる先生の中でも、特に蘭亭序が大好きな先生に見ていただき、様々なこだわりポイントを教えていただきました。原文を見ずに『あ、ここはこの字が抜けてますね』という具合で、324文字ある蘭亭序を覚えているのか、と圧倒されてしまいました。


分かってはいましたが、たくさん添削されました。ただ全体的には良いとのことなので、字の大きさと書き順などが間違っている字を直すのが次のステップになりそうです。来週の授業までにもう1枚は書いて、また添削して頂こうと思っています。


このブログを読んだという母から、バレーボールで使う膝あては借りられそうです。これで全臨がより捗りそうです。ありがとうございます。



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俳句の創作

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そんな書道教室でしたが、1時間目は法帖という事で色紙に俳句(もしくは短歌)を創作で書いていきました。基本的なルールは前回の短歌の創作と同じです。何となく全体を丸いフォルムにして、各行の始まりと終わりを揃えないように書きます。

本番では色紙に書きますが、今週は練習なので色紙サイズの紙に書きました。前回までの創作に比べると紙のサイズが全然違いますので最初は大きく書きすぎてしまっていましたが、何とか慣れてきて良い感じのサイズに収められるようになりました。


課題となる俳句は松尾芭蕉と正岡子規のもの、合わせて8つありました。一通り全て書いてみて、先生と話し合った結果、写真の2つの内どちらかにしたらいいんじゃないかという事になりました。右が松尾芭蕉の『初雪や 水仙のはの たはむまで』、左が正岡子規の『柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺』です。


先生からは右の『初雪や~』が良いんじゃないかと言っていただけました。句の途中で開業してしまいましたが、かえってその方が全体のフォルムがまとまって見えたので良かったです。


ただ今回は、左の『柿くへば~』を来週清書して提出することにしました。へんとつくりからなる漢字が、この俳句の中だけで5つ出てきていて(柿・鐘・鳴・法・隆)、違いを出すのが難しいみたいですが、それが逆に面白いかなと思って選びました。


今日はまだ練習ですが、『柿』はへんを大きくしてつくりを小さく、反対に『鐘』はへんを小さくしてつくりを大きくできました。『法』『隆』あたりでもそういう特色が出せるともっと面白いはずで、そこの伸びしろを見込んでこっちにしてみました。伸びしろとか言っていますが、書くのは私自身ですのでちゃんと伸ばせるかは分かりませんが頑張ります。


それにしても、前回の短歌の創作をしてから、創作が楽しくなってきました。今までの自分では書けなかった字がどんどん書けるようになってきていますし、自分でも『おお、こんな字書けるようになったのか』ということがあって、どんどん殻を破っていく感じが楽しいです。


ただそのベースにあるのは、大溪洗耳先生の創作を臨書したことにあるのは間違いなくて、当時は『なんだこの字は』と思い、苦しみながら臨書していましたが、ここにきてそこで臨書した字を自分の創作でも書けるようになってきて活きてきています。練習があって試合があるみたいな、スポーツと同じですね。


そんなこんなで書道が楽しくなってきたので、夏のお盆までに何か創作してみて、お寺の掲示板に飾ってみようかなと思っています。法善寺にお越しになる際に、ご覧いただけると幸いです。楽しみにしてください。



南無阿弥陀仏

 

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