便利≠幸せ
こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
私はPixel 3 XLという、Googleが作ったスマホを使っているのですが、昨日その最新作であるPixel 5が発表されました。今のスマホにしてから約2年が経ちます。とても気に入っているので、その後継の最新機種として発売されるPixel 5には期待していました。
ただ、色んなサイトやレビュー動画を見る限り、ちょっと今回のPixel 5はイマイチそうです。5G対応というのは魅力的ですが、CPUが良いものを使っていなかったり、画面サイズが今のものより小さかったり、そもそもGoogleが『Pixel 5は期待できないのでPixel 6に賭けよう』と言っているという情報もあったり。特に今のスマホに不満があるわけでもありませんので、とりあえず今回は見送ろうと思います。
いきなりどうでも良い情報から書き始めてすみません。
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便利≠幸せ
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今はスマホを手にしている私ですが、思い返せば中学2年くらいから携帯電話を持つようになり、かれこれ20年近く経っています。
メールや電話だけでなくiモードが出来ることが画期的になったあの頃は、携帯電話もどんどん進化していきました。カメラが付いたり、テレビが見えるようになったり、音楽が聴けるようになったり。
そんな携帯電話の進化が鈍化してきたころにiPhoneが登場しました。いわゆるスマホ時代の到来です。アプリにより自分用のスマホに中身をカスタマイズできるようになり、画面が大きいので動画や写真もより楽しめるようになりました。今日ではNetFlixやYouTubeなどで動画を楽しむことは当たり前になってきていて、次の時代はいよいよ5Gに突入といった感じです。
携帯電話が登場したころは、家以外でも電話が出来ることが画期的に感じられていました。メール(Eメール)が登場すると、手書きじゃない手紙を気軽に出せることに驚き、iモードが登場すれば携帯電話でインターネットが出来ることに驚き、カメラが付けば写真を気軽に撮れることに驚きました。
ただ人間はそういった驚き・刺激には慣れてしまうもので、もっともっとと要求が高まります。今の時代に『家以外で電話が出来ますよ!』なんて言って携帯電話を売り出しても誰も振り向きません。うちもそうですが、逆に家に電話が無い人も多いんじゃないでしょうか。
要求が高まることで技術は進歩し、生活はどんどん豊か・便利になっていきます。今さら切符を買う事なんて億劫すぎますし、スマホに内蔵されているのでSuicaすら持ち歩きません。
ただ、生活が遥かに豊かになったからと言って、受け手である我々が遥かに幸せになったかと言われれば、そこは決してイコールではありません。むしろ知らなくても良い情報が入ってきたりして、不幸になっている人もいます。幸せというのは絶対的なものではなく、相対的です。生活が豊かになったことで幸せだと感じる人もいれば、不便さの中に幸せを見出す人もいます。
なのでやっぱり、自分の幸せは自分で決めるしかありません。そのためにも色々と行動することも大切です。やりたかったことをやったけど、大して幸福感を得られなかったということもありますので。色々なことを味わった結果、あー自分の幸せってこれだったんだな、と思えるんじゃないでしょうか。
自分事ですが、今週は2回ランニングに行きました。痩せるため、バスケが無い分動ける体をキープするために走ったのですが、ランニング自体が気持ちよく感じられました。季節もありますが、意外とランニングに幸せを見出す性格なのかもしれません。
またコンスタントに走りに行こうと思います。フルマラソンとか目指すわけではありませんが、街や公園を走り抜けるのは気持ち良いものです。みなさんも是非、お試しあれ。
南無阿弥陀仏
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