令和二年春季彼岸会初日

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


今日から、令和二年の春のお彼岸が始まりました。平日ですし、コロナの影響もあるので、どれぐらいの方がお越しになるか読めなかったのですが、予想よりは多くの方がお越しになられました。本当に、ようこそお参りくださいました、です。


法善寺では、お茶やお菓子の提供を控えていたりするため、例年とは雰囲気が違いますが、お檀家さんもその辺りはご了承してくださいまして、大きな問題もなく初日は終了となりました。


それと、昨日のブログでも書きましたが、合同での法要がない代わりに、本堂の正面扉を開放しております。そして『ご自由にお参りください』という看板を置いておきました。反応はどうかな?と思っていましたが、本堂に入られる方や、入らないまでも外から仏像が見えるからか手を合わせる方などがいて、開放してよかったなと思います。


実は、なかには『なかなか無い機会だから』と言って本堂に入られる方もいらっしゃいました。一声掛けていただければいつでも本堂なんて御案内するのに、と思う反面、やっぱりお檀家さんからしたらそこに壁を感じてしまうんだろうな、と言う風に理解することが出来ました。そこの垣根は出来るだけ低くしたいので、そういう意味でも本堂を開放したのは良かったのかもしれません。まだお彼岸初日ですが、今後もお彼岸では正面扉を開放していくことが決まりました。


それにしても、お檀家さんがお寺に壁を感じてしまう、という声は割とよく聞きます。しかし神社なら、ふと立ち寄ってお詣りするのが普通で、お寺よりも敷居が低いように思えます。理由は色々あると思いますが、一つには『お寺=住職の家』と思われている、もしくはそういう雰囲気がお寺から出ていることが上げられるそうです。それ自体は事実ですし問題ではないのですが、問題なのは、お寺から生活臭がするということでしょうか。


生活臭といっても実際の匂いではありません。そういう雰囲気ということですが、法善寺も割と強いお寺だと思います。我々が使う自転車が庭に出ていたりしますので、どうにかしたいなーと思いつつ、実際にあそこに暮らしてみると、いちいち裏に片付けたりするのは面倒すぎます。ましてや祖母たちは高齢ですので、あまり多くのことを求めるのは酷です。


何が言いたいかというと、今の法善寺は生活臭を隠すようにデザインされていない、ということです。お檀家さんと我々の動線だって交じりまくり(むしろ被っている)ですし、自転車なんかを隠す場所も庭にはありません。この辺りは、次回の建て替えの時に結構優先順位高めで考えなきゃいけないことだなーと思っています。


神は細部に宿る、という言葉がありますが(そもそも僧侶が神とかいうと紛らわしいですが)、99%が素晴らしくても1%の汚さですべてが台無しになることがあります。やっぱり我々もプロである以上、100%まで考え抜き、こだわり抜いてデザインしないといけません。


ちなみにこれはもちろん、建て替えだけの話ではなく、お寺の成果物すべてに言えることです。100点取ることは難しいかもしれませんが、100%出したかどうかは努力次第です。


この前の神田伯山の真打襲名のお披露目舞台を見に行ったときに思いましたが、例えが適切かは分かりませんが、あの方は100点の試験に500点取る準備をしてきているように見えました。500点取る準備をしているからネタに危ないところなんか微塵もないし、500点取る準備をしているから自信を持って話が出来ている。


受け手としては、100点満点であっても、それがぎりぎりの100点なのか、余裕の100点なのかは分かったりします。神田伯山のこの前の一席はもちろん後者で、プロであればやはり後者でないといけないと思います。


では私はどうなのか。


はっきり言って、まだぎりぎり100点を取るようなレベルにもいません。お経を読むときに声が裏返ったりすることもしょっちゅうです(どうすればいいんでしょうか)。肺活量も足りないし、節回しも単調だし、、、と考えていくと、努力を続けていかなければいけません。


話が派生して長くなりましたが、まずは卒業式での答辞で100点を取れるよう、お彼岸中ですが時間見つけて100%がんばります!



南無阿弥陀仏

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