人類の叡智
- Nakayama Ryunosuke
- 2020年4月15日
- 読了時間: 4分

こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
昨日・今日と、暖かい日が続きました。特に今日は風もなく、小春日和のど真ん中を行くような日でした。お寺の庭の草木も、新芽を出してきて青々としてきました。コロナがなければ本当に良い日です。何でもないようなことに有難さを感じる毎日です(#ロード)。
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Zoomデビュー
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先日、私がやっている英語塾の生徒さんと、初めてZoomでのレッスンを行いました。その方は社会人の方で、こんな時期ですのでレッスンどうしますか?とお聞きしたところ、ではZoomでやってみませんか?とご提案いただき、便乗してZoomデビューをさせていただきました。ちなみに1対1のトークでしたので、無料プラン内でいけました。
他のビデオ会議ツール(名称合ってる?)を使っていないので比較はできないのですが、大学時代のSkypeで止まっている私のテレビ電話の概念では出来なかったような、画面やデータの共有が出来るのが大きなポイントでした。私はいつもレッスンをするときはノートパソコンをプロジェクターでスクリーンに投影し、One Noteというソフトをホワイトボード代わりに使っています。今回のZoomでも、まさにホワイトボードという機能がありましたので使わせていただきました(初めて使う時、なぜかお互いから歓声が上がりました)。
全体的な感想としましては、遠くの人と気軽に繋がれるという点においては素晴らしいツールだと思います。やっぱり直接会って話をするコミュニケーションには勝てませんが、このようなご時世ですので重宝されるのも納得です。今後、5Gの普及などで通信速度が上がれば、より一層ストレスなくコミュニケーションを取れるようになるはずです。人類の叡智には驚くばかりです。賢い人たち、ありがとうございます。
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プリンターを新調
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人類の叡智繋がりで言えば(無理やり)、お寺のプリンターを新しくしました。
お寺には2台プリンターがありまして、1台はコンビニとかに置いてあるような、いわゆる複合機。もう1台はハガキなどをサクサク印刷しやすいように置いてある、家庭用のプリンターです。その内、家庭用のプリンターを新しくしました。
前のプリンターはUSBで繋がないと印刷できないという、この時代にまさかの有線オンリーという古い型でした。私は大きな複合機だけを使うので問題なかったのですが、母と妻はその小さいプリンターも使いますので、それぞれ使う度にUSBを付け替えて印刷していました。手間もかかるし、最近段々と印刷機能も落ちてきていましたので、思い切って買い換えました。
今日届いたのでセッティングをしていると、写真の印刷も出来ることが判明しました。しかもフチなしです。しかもしかも、スマホから直接プリントできるんです。最近のプリンターなら当然の機能かもしれませんが、先代とのギャップに歓喜しました。これで、行事の写真を印刷して、参加者の方々にプレゼントしたりできます。嬉しい。
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やっぱり紙派
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プリンターを新調して改めて思いますが、私はやっぱり紙派です。普通のニュースなんかはスマホで読みますしデジタルでも問題ないのですが、本とかになるとデジタルでは頭に入ってきません。ちょっと複雑な話のプレゼン資料なんかも、必ずプリントアウトしてから読みます。紙の方が読み込めるんですね。おそらくもう脳の構造がそういう風に作られてしまっているんでしょう。
ただ私の10歳下くらいでは、すでにデジタル派が多数なのかもしれません。東本願寺学院では、先生が書いたホワイトボードをタブレットで撮影して、そこにタブレット用のペンで書きこむスタイルでノートを取っている子もいました。率直に『それで頭に入るの?』と聞いたことがありますが、『はい』と普通に答えていたので、その世代ではその勉強方法が普通なんでしょう。これはこれで、脳の構造がそういう風に作られているんだと思います。
ゆくゆくは経本とかもデジタルになる時代が来るのでしょうか。お坊さんがタブレットを持って入堂して、シュッシュと画面を指でなでながら読経をする、私の息子くらいの世代ではそんなんが普通になっていそうです。素晴らしいような、情緒がないような、少し複雑な気持ちですが、そんな気持ちを抱えるのも私が年を取った証拠なのかもしれません。
何はともあれ、私はずっと紙派で行きます。よろしくお願いします。
南無阿弥陀仏
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