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一切皆苦な世界

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2022年4月19日
  • 読了時間: 3分

4/18のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は3回目のワクチン接種に行ってきました。本来であれば3月頭に接種予定だったのですが、コロナに罹患してしまったり、その後も予定がバタついていたりで今日になりました。


浅草寺病院が会場だったので歩いて向かったのですが、道中に市川團十郎の銅像を発見。浅草寺本堂の裏側に、こんな立派な銅像があるなんて、恥ずかしながら存じ上げませんでした。地元でありながら、観光客ばりに写真を撮らせていただきました。


ちなみに接種自体は問題なく終わりました。今まではモデルナでしたが今回はファイザーですので、副反応がないことを祈っています。


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一切皆苦な世界

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ぎっくり首をやってから、接骨院に通っています。とは言ってもまだ2回しか行っていませんが、ここからしばらくは、週何回か通う予定です。 首の治療はもちろんですが、根本原因である巻き肩と猫背についても矯正していただけるそうです。実はずっとこの2つは気になっていて、いつか治したいなと思っていたのですが、今回表面化したことをいい機会にガッツリと治してもらおうと思っています。接骨院での施術は決して気持ちの良いマッサージではありませんが、治すためですので頑張って受けています。

要は姿勢が悪いと言うことですが、それで体に不具合が出てくるのですから、日々の積み重ねというのは恐ろしいものです。老化というのはシンプルに加齢によるものなのか、それとも日々の積み重ねという力積によるものなのか、よく分かりませんが老化を感じる34才です。


老化は、仏教では四苦八苦の一つとして数えられている、避けることのできない苦しみとされています。また仏教では、苦しみを表す『一切皆苦』という言葉もありますが、段々とこの言葉の意味が骨身に沁みてきています。


7年前に祖父が亡くなり、一昨年には父が亡くなり、同列で語っていいのか分かりませんが、先日ペットが亡くなりました。この先の10年を見ても恐らく親族の誰かが亡くなってしまうでしょうし、その先の10年も然り。その間にも自分自身は老いていき、体に不具合が出たり、出来ないことが増えていく。楽しいことがないわけではありませんが、そういう苦しみの未来がある程度見えてしまっていて、それがとても苦しいなと感じる今日この頃です。


こんなことを考え詰めたらノイローゼになってしまいますが、やっぱり一切皆苦な世界なんだなと改めて感じています。それはそれで仕方ありませんが、楽しいことだって味わいたいのが人間です。ところが、楽しみは苦しみと違い、待っていてもやってくるものでありません。時間や労力を掛けてあげないと手に入らないものですので、こちらから掴みに行かないといけません。


こんなこと考えること自体がノイローゼに陥っているのかもしれませんが、今回のぎっくり首なんかを機会に、今後の人生の楽しみ方なんかを考えてしまいました。何を楽しみに生きていこうか、自分は何がしたいのか、達成してなくて亡くなる時に悔やむことはないのか、そんなことを考えています。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。時間は有限ですし、価値観は人ぞれぞれです。自分だけの正解を見つけたいものです。



南無阿弥陀仏

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