音の響き
9/12のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は仕事が落ち着いてきた夕方くらいから、体調が悪くなってしまいました。熱っぽくて、『もしや、、、』と思いましたが、抗原検査では無事に陰性。昨日今日と人に会っていたし、明日以降も予定が色々と入っていたので多くの人に迷惑をかけてしまうところでした。ただの風邪と分かれば、あとはひたすら治すだけです。
それにしても、ワクチンを打ってから、風邪に対する体の反応に明らかな変化が出てきました。今回もそれでしたが、ただただ体が熱っぽくなる、という症状です。体が熱いのでそれに伴う倦怠感は多少ありますが、それ以外は平常運転です。良いのか悪いのかわかりませんが、とりあえず早く寝て、治療に努めます。皆様もお大事にしてください。
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音の響き
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先日、『ファウンダー』という映画を見ました。ざっくり言うと、アメリカでマクドナルドが大成功を収めるまでのストーリーです。古き良きアメリカを感じられて(知らんけど)、面白かったです。
映画によれば、元々はとある兄弟によってマクドナルドは経営されていました。今みたいなフランチャイズ展開はほとんどせず、数店舗のみの経営だったそうです。そこにやってきたとある男に目をつけられ、マクドナルドは急速な発展を遂げていきます。最後は、手放す、悪く言えば乗っ取られる形で、兄弟はマクドナルドを売却しました。
この『とある男』がタイトルにあるファウンダー(founder=創設者)なのですが、最後のシーンでその兄弟からなぜマクドナルドが良かったのかを聞かれた際に、『マクドナルド、という音が何ともアメリカらしくて良いんだ』と言っていました。もちろん、ファストフードの先駆けとなったシステム、料理のクオリティ、色々とあるはずですが、最後の決め手となったのは『音』であると、この人は言ったわけです。
固有名詞には、音だけで何かしらの印象を持たせる力があったりします。スペイン語では基本的に、最後に『o』が付く場合は男性名詞、『a』が付く場合は女性名詞となりますが、音的にそれぞれが男性っぽい・女性っぽい印象を与える、ということみたいです。日本人の名前でも、『〇〇と』は男っぽい名前ですし、『〇〇か』は女性っぽい名前です。
#〇〇子はガン無視
まあ何が言いたいかというと、音の響きって大事だよね、という事です。お寺に新しくできる喫茶スペースには是非とも名前をつけたいところですが、仏教的な意味を持ち、読みやすく、呼びやすく、音の響きがいい名前って非常に難しいです。まあまだ時間はありますのでじっくり考えていきますが。
ちなみに、当然ですが、声明も音の響きがとても大事です。言っていることはわからなくても、何だか有難い気持ちになる、そんな声明を目指したいものです。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。誕生日当日は
南無阿弥陀仏
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