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オリンピックのアート展

8/10のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日の都内はとてつもない暑さでした。服を着ていない部分が日に照らされると、まるで燃えているかのようなじりじりとした感覚がありました。最近は決まり衣装の白Tシャツだったので、少しは暑さが和らげられたのかもしれませんが、それでもめちゃくちゃ暑かったです。


台風一過で良い天気、というのは嬉しいことですが、明日もこの暑さは続くそうです。長崎のお坊さんの『お墓参りは2人以上で。熱中症で動けなくなった時に発見が遅くなると危険です』というツイッターがバズっているみたいですが、そう言いたくなる気持ちも分かります。みなさん、気を付けてお過ごしください。


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オリンピックのアート展 ====================


今日はそんな暑さの中、コレド室町に行ってきました。お目当ては『オリンピック・アゴラ』というアート展に行ってきました。知り合いの方がここの制作に携わっておりまして、前々から行こう行こうと思っていたのですがこのタイミングでやっと行くことが出来ました。


先に言っておくと、今回のオリンピックに関しては、個人的には色々な思いがあります。アスリートの頑張りを見ていると開催出来て良かったなと思いますが、今のコロナの現状や税金の使われ方を見ていると納得できないことだらけです。特にバッハさんの、いちいち我々東京都民の気持ちを逆なでする言動にはほとほと嫌気が差していますが、今回はそういう負の気持ちは抜きにして見に行ってきました。

さてさて、


その昔、オリンピックにはアートが競技の分野の一つになっていたそうですが、このアゴラではそんなオリンピックをアートの視点から掘り下げた展示会になっています。ちなみに入場料はかかりませんがコロナ対策として事前予約が必要です。今月15日までですので、気になる方は是非チェックしてみてください。


入場すると、まず歴代の大会ポスターが飾られていました。ピエール・ド・クーベルタンの提唱により近代オリンピックが始まったのが1896年だそうですが、そこからの全ての大会のポスターが飾られていました。昔のポスターは手書きで、多くの色を使っている印象で、年を経るにつれて色数が少なく、デザインもシンプルになっています。そういった変遷が一目で見られて、とても面白かったです。

今回の東京オリンピックのポスターも飾られていました。このポスター自体はあまり見覚えが無い気もしますが、理系としてはこういう幾何学模様にはキュンとします。

中に進むと、聖火の歴代トーチが飾られていました。ディスプレーの方法もカッコよくて、まるですべてが伝説の勇者の剣のように見えました。聖火リレーの歴史は1936年のベルリン大会からで、私が中学校の時に歴史の先生から聞いた話では、当時のナチス政権が他の国々を偵察するために聖火リレーを使ったはずです。平和の祭典と呼ばれていますが、その頃から現実としてはその実現は難しかったみたいです。

もっと進むと、今度は歴代のメダルたちが飾られていました。写真は今回の東京オリンピックのメダルたちで、厳かな中にもデザインがきちんと施されていて、『本物!』というオーラが漂っている気がします。昔のメダルを見ると、500円玉くらい小さいのもあったりしますし、丸型ばかりかと思いきやたまに四角いのがあったりして、かなり見ごたえがありました。


ちなみに、なぜか東京オリンピックのメダルだけは、自分が一緒に映りこんでの撮影が禁じられていました。理由は良く分かりませんが、その姿をSNSにあげると、メダリストに勘違いされてしまうから、なのかもしれません。


入場無料ですが、全て見終えると結構満腹になりました。オリンピックをアートの視点から掘り下げたことがなかったので、こういった展示会はとても面白かったです。自分の脳の刺激にもなりましたし、こういった刺激の積み重ねが仕事にもつながってくるはずです。


繰り返しになりますが、このアート展は8月15日までです。今週の日曜が最終日ですので、興味のある方は是非足を運んでみてください。ただし事前予約必須ですので、お気を付けください。



南無阿弥陀仏

 

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