オフラインでのお寺の価値

こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
今朝、お朝事のためにマンションを出た瞬間、思わず『気持ち良いなー』と大声で叫んでしまいました。そんな行動を起こさせてしまうくらい、今朝は快晴で気温・湿度ともに最高でした。梅雨期間中ではありますが、こういう日があるのは有難いです。
明日も同じような気候みたいです。お朝事に行くときに、叫んで白い目をされないように気を付けます。
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法善寺のLINEが活発に
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最近、お寺のLINEが活発になってきました。こちらからの発信がなかなか出来ていないのはアレですが(#アレって便利)、門徒さんから年忌法要などのご相談を頂きます。
門徒さんが希望する法要の日程が開いているかを確認することがあるのですが、お寺のスケジュールは基本的には『time tree』というアプリで共有しているので、スマホですぐに確認できます。坊主のくせにスマホで仕事をしていると、自分が何者なのか分からなくなる時もありますが、とにもかくにも便利な現代の恩恵を受けています。ありがたい。
今週末の世話人会で、バスツアーの目的地が決まってくると思いますので、来週中にはその内容をLINEで告知しようと思います。まだの方は、是非ご登録お願いいたします。
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オフラインでのお寺の価値
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実は法善寺では、Zoomによるオンライン法要も行っています。新型コロナウイルスの影響でまだ足を運ぶのが怖い方や、身内の中でご自宅から出られない方がいらっしゃる場合などにご利用いただいています。
こんな感じで便利な世の中になってきているのは間違いないですが、やはりオフラインでのコミュニケーションや体験も大事にしたいです。『場所としてのお寺の価値』は絶対にあるはずで、そこはオンラインでは代替しようがないものです。というかそうでなければいけません。代替されちゃ困っちまいます(#江戸っ子)
前にも書いたことがあると思いますが、法善寺では近々、本堂以外の部分の建て替えを考えています。『増築』『改築』ではなく、一回壊して完全に一から作り直します。古い建物ですし、震災や周りのマンション建設などの影響からか、少し傾いてきてしまっていますので、基礎から作り直さないといけません。
建て替える時に、次はどういう建物にすべきかを最近は考えています。主には新型コロナの影響を見定める必要があって、人が集まるようにしてしまっていいのかどうか迷っています。
もちろん、行事ごとなんかで人が集まってほしいとは思いますが、そうすることによって逆にお寺としての価値が下がってしまう可能性もあります。噂によれば、こういったパンデミックは5~10年単位でやってくるというのも聞きますし、そうなったら『物理的に人が集まる行事は開催できない』という前提で設計を考えないといけなくて、『物理的に人が集まる行事をしているなんて、お寺としてあり得ない』という未来が待っているかもしれません。本当に困ったものです。
と言いながらも、『物理的に人が集まる行事をしているなんて、お寺としてあり得ない』という未来は来ないんじゃないかとも思っています。感染症の蔓延は人類史上初めてではなく、打ち勝ったのは少ないにしろ(天然痘くらい?)上手く共存してきているからです。
ただ、だからといって今回のことから何も学ばないのは愚者ですので、水回りの設備を含めた衛生状況には気を付ける必要があると思っています。細かいことですが、今回の件でハンドドライヤーは需要が無くなりましたし、水や洗剤は手をかざしたら自動で出て来るヤツの需要が増えるはずです(#ヤツって便利)。こういったところから『居心地の良いお寺』にしていきたいですね。
『居心地の良い』というのは、門徒さんにとってはもちろんですが、私たち、お寺で働く者にとってもそうです。むしろ私たちの方が長い時間を過ごすので(ほぼ人生の全て)、そういう意味でも妥協しないものにしようと思っています。
また進捗ありましたら公開していきます。よろしくお願いします。
南無阿弥陀仏
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