インドの現状

12/22のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


明後日がクリスマスイブだという事に今更気が付き、謎の焦りが出て来ました。うちはお寺なので特に何もしませんが、世間様的にはそんな時期なのか―と思いつつ、自分もお寺に入る前まではなんだかんだ特別な日だったなーと思い出しました。


まあ良く言われることですが、日本はお正月には神社に行き、墓参りにはお寺に行き、ハロウィーンで盛り上がり、クリスマスでも盛り上がる、様々な宗教観が入り混じった珍しい国民性です。否定するつもりもありませんし、ただただ日本人って柔軟だなーと思っています。島国ですので、一回流れを作ると右に倣え的な流れが強いのも特徴でしょうか。バレンタインも良い例ですね。


コロナ禍でこれらのイベントをどう行うのかは分かりませんが、楽しもうと思っていらっしゃる方が無事に楽しめることを祈っております。


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インドの現状

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さて、今日は午後に、ダルさんがお寺にいらっしゃいました。ダルさんは、法善寺も支援させて頂いているインド・ブッダガヤーにある学校の代表を務められていて、コロナ禍においても日本とインドを往復しながら精力的に活動されております。


学校の現状をお聞きしましたが、想像以上に大変そうで絶句してしまいました。日本は段々と貧しくなってきて、インドの未来は明るいと言われているとはいえ、まだまだインドの方が発展途上なのは間違いなくて、子供が消費財ではなく、生産財として見なされてしまいます。


ダルさんの学校近辺の地域は広いのでバスが無いと通えないそうなのですが、月1,000円のバス代が払えなく、学校に通わせるぐらいなら働かせる、と考えてしまう親御さんも少なくないそうです。その親御さんだって、長い目で見れば子供が学校に行った方が経済的にも裕福になるのは分かっているはずですが、四の五の言っていられない、今日明日のご飯に困ってらっしゃる方も大勢います。そう考えると、とりあえずそのレベルで困窮することは無い現在の日本はまだまだ恵まれているんだなと実感します。


また、ブッダガヤーは旅行業が根幹の産業みたいですが、このコロナ禍においてその産業はほぼ死んでしまっていて、町は仕事がない人で溢れているそうです。悲しいことに自殺者も増えているそうですが、政府からはほとんど支援を受けられず、手の施しようがない状況がつづいています。


ちなみに今年に法善寺が支援させていただいたお金で、ダルさんは地域の方々にご飯を配られていました。学校とは直接関係が無いのかもしれませんが、回りまわってインドの教育のために力になってくれるのであれば嬉しいです。来年も、同じように支援を続けていくつもりです。


コロナ禍において学校に来る子供の数が減ってしまい、ロックダウンが始まった2020年3月前の半分以下になってしまっているそうです。このままの状況が来年も続くと、学校運営も厳しくなっていくそうで本当に困ってらっしゃるようでした。法善寺もそこまで余裕があるお寺ではありませんので(建替えも控えている)、『そんなに困っているなら、私達が何とかしましょう』とカッコいいセリフを言えないのが心苦しいところではありますが、出来る範囲で頑張らせていただきます。


なんか連日お金のことを書いてばっかりで申し訳ないですが、それぐらい今の社会において避けられない問題であるという事でしょうか。法善寺としては、逃げずにとことん向き合いながら進んでいきます。



南無阿弥陀仏

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