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なぜ今建替えるのか

11/10のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


11月3日の建替え説明会から、今日で丁度一週間が過ぎました。月曜日に全門徒さんに資料をお送りしましたので、昨日もしくは今日にはお手元に届いたかと思います。資料の中で我々の考えや気持ちを精一杯つづったつもりですが、このブログでも少し共有させていただきます。


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なぜ今建替えるのか ================


今回の建替え計画が始まったのは、約2年前に遡ります。理由は大きく2つあり、1つは老朽化が深刻になってきたこと、そしてもう1つは将来を見据え布施収入だけに頼らないお寺を目指すことです。


まず1つめの老朽化ですが、現存の法善寺のお座敷は昭和23年に建てられたもので、70年以上が経過しています。増築や改築を繰り返しているので見た目はそこまで経っているようには見えませんが、70年以上経過した基礎の上に全てが成り立っていますので、どこも逃げ場はありません。柱は傾き、屋根からは雨漏りがし、地面の排水はどうつながっているのか分からない状況です。耐震性能も現在の法律基準を満たしているはずがなく、次に大震災がやってきたらどうなってしまうのか分かりません。


法善寺を空から撮った写真をご覧いただけると分かると思いますが、瓦の部分が昭和23年に建てられたもの、それ以外が増改築されたものになります。増改築が繰り返された跡が、屋根が複雑な形になって表れています。


2つ目の、布施収入だけに頼らないお寺を目指すというところですが、ご存知の通り日本の少子化は深刻です。政府の方針を見ても、個人的にはもう人口は戻っていかないところまで来ているんじゃないかと思っています。東京は人が集まってきますので地方ほどの影響がないという話もありますが、少子化の波は止まりません。遅かれ早かれ人口が減っていくことが目に見えています。


耳の痛い話ですし、こんなことを一般公開されているブログで書くべきじゃないのかもしれませんが、お寺としてもお檀家さんの数は減っていくことが予想されます。予想というか、この問題には、恐らくどのお寺さんも実体験として気付かれていると思います。そんな中で、従来通り布施収入だけに頼っていくのはリスクが高いと思い、他の収入源を確保すべきだろうと考えました。


お寺が、古来とは異なる事業をすることを良く思わない方もいらっしゃいます。ただ、このままどんどん廃れていってしまうと、お寺本来の機能をも全うすることが出来なくなってしまいます。御先祖様から受け継がれたお墓を守り、信仰の場を守り、皆様の心の拠り所であり続けるためにも、この問題からは逃げずにぶつかっていかなければいけません。


もちろん、法善寺というお寺のベースは崩すつもりはありません。その中で実現可能な事業を始めて、将来予想される布施収入の減少分を補えるようなものを造り上げたいと考えています。そのためにも、今の法善寺よりも多くの選択肢を得られる建物を作ることが必要だと考えました。多目的室や喫茶スペースを作るのも、その一環です。


正直言うと、法善寺はまだお尻に火が付いたような状態まで追い込まれているわけではありません。逆にここで建替えをすることで、今回はローンも組みますので、自らを苦しめるということもあります。ただ、このタイミングで動かないと遅すぎると感じていて、お寺の明るい未来を信じて決断させていただきました。


今回の建替えに際し、門徒の皆様には少なくないご寄付をお願いしてしまっています。ご家庭ごとの事情もあるでしょうし、更にコロナで大変な時期にこういったお願いをさせて頂くのは大変心苦しいところですが、今回のお話をご理解いただいた上で、法善寺と皆様の明るい未来を信じ、お力添えを頂けると嬉しいです。


今後とも法善寺をよろしくお願いいたします。



南無阿弥陀仏

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