お経解説シリーズ① 概要編

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


明日で自粛生活が終わります。最初は長く感じましたが、途中からは慣れてきてあっという間に感じました。自宅で過ごすのも心地が良いものです。


明日も誰にも会う予定はありませんが、こういう状況を私は『にんにくチャンス』と呼んでいます。これはにんにくの乗った二郎系ラーメンなんかを食べても良い日、という意味で、お坊さんをしているとなかなかこのチャンスは訪れません。ということでその貴重な機会を生かして、お昼に二郎系ラーメンをウバりました。予想よりもにんにくたっぷりで、ラーメンを味わってるのか、背徳感を味わっているのか、良く分からなくなりましたが、とりあえず満足です。

#痩せる気あるのか

#明日から明日から


明後日から始まる声明学園に向けて、明日はZoomの動作確認がありますが、テレビ電話では匂いまで伝わらないことに助けられています。ありがとうございます。



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お経解説シリーズ① 概要編 =======================


さて、今日から少しシリーズものをまた始めてみようかなと思います。というのもとあるリクエストを頂きまして、『お経』について書いていこうと思います。特に他宗になると私自身分からないことも多いので調べながらですし、間違っていたらどんどん突っ込んでくださると嬉しいです。

#よろしくお願いします


さてさて、初回の今日は、まずはそもそも『お経ってなに?』というところから書き綴ってみようと思います。


よく、『お坊さんが法要で称えているものは全てお経だ』と思われている方もいらっしゃいますが、それは違います。私が属している宗派を例にとれば、通夜やお葬式ではお経は読みません。読んでいるのは『偈文(げもん)』だったり『和讃(わさん)』だったり『表白(ひょうびゃく)』だったり、、、意外や意外『お経』は読んでいないんですね。


じゃあお経って何なの、というところですが、お経はお釈迦様(釈尊)の教えや言行をお弟子さんたちがまとめたものを指しています。あくまで釈尊ご自身が書かれたものではないというのもポイントで、その証拠に仏説阿弥陀経なんかでは『如是我聞(私は確かにこのように聞きました)』という一節から始まっています。釈尊が在世時はご自身で教えを弘められていたのですが、この世を去ってからお弟子さんたちが集まって、釈尊が説かれた教えをまとめられたそうで、それがお経です。


これに対して偈文などは、後の高僧(偉いお坊さん)が著されたものになります。例えば浄土真宗で最も読まれる『正信偈』は親鸞聖人が著された偈文です。


つまり、お経こそが釈尊自身のお言葉となります。扱いも最も重くて、経本は読む前に必ずいただき(両手で持って頭を下げる)、仮に覚えていても一文字一文字目で追って読むのが作法となっています。他宗ではパラパラパラと経本を広げては閉じてを繰り返す『大般若経転読(だいはんにゃきょうてんどく)』というのもありますが、あちらは量が多くて実際に読むのが困難なので、パラパラすることで『読んだこと』にするというものだそうです。

#迫力があってあれはあれでカッコいい


お経は元々のインドの古い言葉(サンスクリット語)では『sutra(修多羅)』と言うそうです。sutraは『縦糸』というのが直訳で、釈尊の普遍的な教えを、いつの時代も上から下に垂れ下がる縦糸になぞらえてこう呼ぶようになったそうです。

#オシャレ


この『sutra』が漢字で意訳され、『経』という字になりました。ちなみに地球の座標を示すときに使われる緯度と経度がありますが、この『経度』の『経』もここから来ているそうです。経度も縦線ですもんね。

#はい覚えやすい


浄土真宗では『浄土三部経』と呼ばれる通り、主に3つのお経を頂いています。ただ仏教全体で考えるとその数はとてつもなく多く、『八万四千』とか言われていますが正確な数は分かっていません。ユダヤ教なら旧約聖書の1つ、キリスト教なら旧約聖書・新約聖書の2つ、イスラム教ならコーラン(クルアーン)の1つと、他の世界的な宗教は経典が少ないので、『経典の多さ』というのも仏教のユニークな特徴の一つかもしれません。


今日は、お経の概要を少しお話させていただきました。明日からは浄土三部経を少しずつ解説していこうと思います。引き続きよろしくお願いします。



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