お寺は誰に届けばいいのか
こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
今日は久々に年回忌の法要がありました。少人数・マスク着用・窓を開けての換気・消毒用アルコールスプレーの設置などなど、新型コロナ対策をばっちりしております。また、法善寺では法要の差定(プログラムみたいなもの)をお配りしていますが、いつもは2-3人に1枚のところ、今は1人1枚行き渡るように準備しています。
このような時期ですので、出来る限りのことはやっていこうと思います。
===============
マスクを届けます
===============
さて、昨日に『法善寺の輪』の御案内をお送りしましたので、今日着の方々からリアクションを頂きました。
支援はご支援先に直接連絡が行きますのでこちらでは把握しておりませんが、法善寺にはマスクの申込が届いています。ひと箱50枚入りのマスクを安くお譲りするのですが、やはりお困りの方もいらっしゃるそうで、何件かお申込みいただきました。
申し込みは来週末(5月17日)を締め切りにしていて、こちらで用意している数量よりも多くのお申込みをいただいた場合は抽選を考えていましたが、今のペースですとお寺で確保している40箱には届かなさそうです。一旦今週末まで待ってお申込みの状況を見てみて、やっぱり数に余裕がありそうだったら、締め切りを待たずに発送していこうと思います。出来るだけ早くお手元にマスクが届いた方が良いでしょうから。
しかし、今日のヤフーニュースにも上がっていましたが、段々とマスク不足は改善されてきているそうです。コンビニでは相変わらず見当たりませんが、ネットなんかでは確かに普通に売っています。もしかしたら、注文したら実は在庫待ち、みたいなのかもしれませんが、数週間前に比べると手に入りやすくなっているのも事実みたいです。
ただ、そういう情報にアクセスできない方も多くいらっしゃいます。今回お寺にお申込みいただいた方々は、もしかしたらそういう方々なのかもしれません。そういう人にとっては、法善寺がマスクを配ることで救われるのだとしたら、ある意味お寺の務めを果たしたという事でしょうか。
================================
多種多様なご門徒さん全員に『届ける』
================================
『マスクを手に入れる』という手段が人それぞれなのを見ても思いますが、お寺の御門徒さんには様々な方がいらっしゃいます。家庭環境、職業、年齢、性別、住所などなど、本当に多種多様です。
お寺としては、そういった方々全員に出来るだけ仏教や浄土真宗の教えを届けたいと思っています。Aさんには届けるけど、Bさんには届けない、みたいなことは出来るだけ避けなければいけません。ましてや、お布施の多い・少ないとかで優先順位を付けるようなお寺にだけはなりたくありません。
多種多様な人にリーチしなければいけませんので、法善寺では様々なチャネルを駆使しています。お手紙・掲示板・HP・LINEなんかが主だったところです。
ターゲットが狭ければ、これだけやる必要はありません。若い人だけに届けばいいのであればTikTokとかを使うし、ご高齢の方だけに届けばいいのであればお手紙と電話で十分だと思います。逆に若い人からすれば『今どき手紙なんか送られても見ないし』と思うでしょうし、ご高齢の人からすれば『SNSとか分からない』と思うはずです(もちろん細かいところを拾い出せばキリがありませんが)。
=========================
どのチャネルが『一番』なのか
=========================
そう思えば、チャネルによる情報格差も無くした方が良いのでしょうが、それはなかなか難しいことです。このブログは毎日あげておりますが、それはネットだから可能なことで、毎日お手紙でブログをお届けしてたら、送料かかりすぎではっきり言って破産です。
じゃあお手紙しか見られない人が一番情報量が少ないのかと言うと、それもちょっと違います。法善寺の家庭通信(会報誌)や何らかの御案内は、ブログでは書かないことを書いたりしますし、写真なんかを織り交ぜながら紙媒体の良さを生かすことを考えています。『法善寺からの案内を読むのが楽しみ』と仰って下さる方もいらっしゃいますので、そういった方々の期待に応え続けたいです。
どのチャネルが『一番』なのか、それは人によって変わります。それぞれのチャネルの先にいる方々に適切にリーチできるよう、これからも創意工夫しながら頑張っていきます。
※家庭通信を読みたい方は、法善寺にいらっしゃるか門徒になってください~
南無阿弥陀仏
Comments