お寺にとって人材とは
2/3のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
1日経ってしまいましたが、NBAでとても大きなトレードがありました。(一応)応援しているレイカーズと、マーベリックスの間で、現時点ではお互いのベストプレイヤーを巻き込んだトレードでした。最初は誤報かと思ったのは、私だけではないはずです。
このトレードが吉なのか凶なのかはまだ分かりません。規模の大きさからしても、短期ではなく年単位で見ないといけないのかもしれません。また、表に出てきていない情報もたくさんあるでしょうし、あーだこーだと外野が言ってもトレードが起きた事実は変わりません。
引き続き応援しつつ、動向を見守っていこうと思います。それにしてもNBAというかアメリカは、何でもありですね。
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お寺にとって人材とは
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NBA選手の流動性に慣れると、日本のプロ野球とかはほとんど選手が動かないなぁと思ってしまいます。選手によってチームが成り立っているので、それはそれで良いとも思いますが、飼い殺されることもあったりして、つい健全性を疑ってしまったり。
プロ野球に限らず、日本の社会全体においていまだに終身雇用制度が色濃く残っています。経営者からすれば従業員をクビにするのは法的なハードルが高く、なかなか結果を出さない人でもずっといてもらわないといけない、という状況が生まれています。
そんな中ですが、大企業の早期退職者の募集が過去最高を更新したそうです。日産がその数字をリードしているという側面もありますが(9000人)、少し怖くなるニュースです。新卒の給料が上がっているから、少数精鋭を目指す会社も増えてきている、ということもあるみたいです。
個人的には、人材の流動性が上がるのは賛成です。ただ、それによって業務委託が増え、結果ほぼ従業員のように使われつつも、法によって守られない立場に陥る人も増えそうです。ここらへんの塩梅は、本当に難しいですね。
とは言え、お寺の世界からすればどこ吹く風、という感じでもあります。人手が欲しいと思う反面、ひょいとお坊さんになった方に頼むのは何となく気が引ける、というのがこの業界の感覚かもしれません。
とりあえず御経を読めれば良いだろう、という問題でもありません。誰が勤めるかというのが大切だと思いますし、そこまでのストーリーを含めて坊さんや寺は成り立っているはずです。
かくいう私も、たまに一人では対応しきれないこともあります。そういったときは、昔からお世話になっている方や、親戚のお寺さんにお願いをしています。こちらとしても安心ですし、ご門徒さんからしても昔からつながりがある人が来たほうが安心だと思いますので。
ここらへんの人材具合が、坊さんがAIには代替されないだろうと思うところですが(葬儀をするペッパーくんどこ行った)、だからといってそこに胡座をかくのも違います。選ばれ続けるように、精進していかなければいけませんね。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。機械じゃないので、人としてやっていかなくては。
南無阿弥陀仏
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