お仏飯は白いご飯じゃないといけないのか

こんばんは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
お寺の事務所(寺務所)置いてある息子の遊具から流れてくるメロディーが耳から離れなくて、気付けば口ずさんでしまう日々を過ごしています。妻に『うるさいから止めて』と言われていましたが、気付けば今日は妻が口ずさんでいました。夫婦ともどもやられています。
NHKのEテレもそうですが、小さい子に向けた音楽や映像というのは、人間の無意識に語り掛けて来るように作られているような気がします。よくできたものです。
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今日のお仕事
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昨晩は息子の寝つきが悪く、今朝起きたときには完全に寝不足でした(妻の方が寝不足ですが)。朝のお勤めに行った後、午前中はゆっくりさせてもらってお昼ごろから始動しました。
今、とあることを始めようと考えているのですが、それに向けての仕事を少ししました。明日か明後日にはこのブログやホームページを通じて発表できればと思っていますが、お寺にしては出過ぎた真似をした試みになりそうです。ただ私は必要な試みだと思っていますので、お楽しみ。
そして残りの時間は、例の『静麿ノート(祖父の声明のノート)』のデータ化をいそいそと進めていました。やっぱり節譜がやっかいで、なかなか進みません。ワードでデータ化しているのですが、イラストレーターの方が良いんじゃないかと思えてきました。言ってもまだ始めたばかりで、やり方を変えるなら早い方が良いので、明日はイラストレーターでやってみます。
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お仏飯は白いご飯じゃないといけないのか
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法善寺は、LINEの公式アカウントを持っています。こちらからはお寺の行事の御案内なんかをお送りしていますが、一方通行のコミュニケーションだけではなく、ご登録いただいている方は法善寺と(つまりは私と)直接LINEすることができます。法事の御連絡や、仏事に関する御相談なんかをお受けしていますので、興味のある方は是非ご登録ください。
そんなLINEですが、先日こういったご質問が来ました。『家の仏壇にお供えするお仏飯ですが、毎朝白いご飯を炊くわけじゃないので、パンなどの他のものをお供えしても良いんでしょうか?』という内容です。なかなか難しい質問だなーと思い、少し時間をかけて返答させていただきました。
まず原則として、お供えするお仏飯は炊きたての白いご飯とされています。今回のLINEをお送りいただいた方の文面から察するに、この方もそれはご存知なんだと思います。しかし、確かに『毎日炊くのは大変』という気持ちも分かります。昔と今とでは食生活も全然違って、朝にパンを食べたり、生産者の顔が全く浮かばないコーンフレークを食べたりしていますし(#ミルクボーイ)。
では、そもそも何で『炊きたての白いご飯』とされているのでしょうか。諸説あるようですが、大きな理由は二つありそうです。
一つは仏様に感謝の意を表すために、日々の主食である白いご飯をお供えする。そしてもう一つは、炊きたてにご飯から上がる湯気が仏様や御先祖様の御馳走になる、ということだそうです。(勉強不足なので、他の理由があったら是非教えていただけると嬉しいです)
この理由を見る限り、焼きたてのパンでも、つきたてのお餅でも良い気がします。もちろんお仏壇には白いご飯のお仏飯が似合いますが、最近はデザインもシンプルな仏壇もあったりしますので、パンでも違和感のない未来がすぐそこまで来ているのかもしれません(#ぺこぱ)。
ここまで読んでいただいた方にはお分かりかと思いますが、私自身も結論は出ていません。白いご飯派につくことも出来れば、パン派の肩を持つことも出来ます。誰か、詳しい方、びしっと答えを示してください。お願いします。
そういえば明日は、世間的には給料日の金曜日です。いわゆる華金です(プレミアムフライデーどこ行った?)。
ぱーっとやりたいところですが、踏ん張り時ですので、テイクアウトなんかを駆使して自宅で楽しみましょう。
南無阿弥陀仏
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