あれから10年

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。


実は昨日、ついに新居の鍵の引き渡しがありました。今住んでいるマンションは明後日17日が最終日となりますので、明日引っ越しをする予定です。お寺の方もバタバタとしている中ですが、家庭内も引っ越しでバタバタしています。


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懐かしい写真出てきた

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さて、引っ越し自体は業者にお願いしていますが、荷物を段ボールに詰めたりは自分たちでしなければいけません。アート引越センターから段ボールが届き、断捨離しながら荷詰めを行なっています。その作業中、昔使っていたデジカメが出てきました。中身の写真を見てやろうと思い(完全なる寄り道)、SDカードを抜いてパソコンに刺したところ、めちゃくちゃ懐かしい写真が出て来ましたのでブログに載せてみます。

これは大学卒業直後、2010年から2011年の年越しを過ごしたニューヨーク・マンハッタンでの写真です。あんまり自分が写っている写真は好きじゃないので、ぎりぎり目線が隠れているやつをチョイスしました(右が私です)。よく見ると、サングラスが『2011』になっています。


マンハッタンで年越しをしてみたい、というミーハーな気持ちから行ったのですが、あんなに過酷だとは思いませんでした。マンハッタンに着いて初めて知ったのですが、タイムズスクエアの辺りは年越しイベント時の人の往来を制限するため、夕方6時には区画に入れないようになっています。さらに、より良い位置に行きたければもっと早い時間に繰り出さなければいけません。ちなみに私たちは午後3時くらいに区画に入りました。締め切りの3時間も前ですが、その時間には既に大勢の人がいました。


そしてここからが本当に過酷なところです。区画に入ってから年越しまでの約9時間を、氷点下の屋外でひたすら待たなければいけません。驚くべきことに、トイレすら用意されていなく、トイレのために区画を離れたら最後、戻ってこられません(再入場不許可)。メインステージでは1時間ごとにアーティスト的な人が登場したりと、イベントが催されていますが、楽しむ余裕は全然ありませんでした。段々と夜も更けて来ると、そこかしこに黄色い液体の入ったペットボトルが転がっていましたし(中身はご想像ください)、辛すぎて普通に泣いている人もいました。


私たちは、私・友人・私の姉・姉の友人の4人で年越しに挑みました(今考えると謎メンバー)。みんな体も心もぎりぎりでしたが、ひたすらトイレを我慢し、やっとこさ年越しを迎えたとき、写真左の友人が『すごい達成感で、少し泣きそう』と言っていました。でもその直後に『もう来ないだろうな』とも言っていました。私自身も、一生に一回で十分だと思いました。


年を越した後にはすぐさま散り散りに解散するのがアメリカっぽいですが、大勢の人が押し寄せるのを避けるため、タイムズスクエア付近の飲食店はトイレを貸してくれません。あの辺りで働く人からすれば、毎年恒例の景色なんでしょうか。一刻も早くトイレに行きたかったのですが、仕方なくそこからセントラルパーク付近にある自分たちが泊まっていたホステルまでサブウェイで移動し、やっと用を足すことが出来ました。ホステルに着いたときには既に午前1時を回っていましたので、氷点下の屋外で約10時間トイレを我慢していたことになります。汚い話ですが、あの時のおしっこは人生最長でした。


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あの年越しから10年

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今ブログを書いていて気が付きましたが、あの年越しから約10年経っています。同じく大学卒業から10年、そして社会人になってもまもなく10年です。振り返ると、長かったような短かったような10年でした。たくさんの思い出がある10年間ですが、やっぱり一番心に残っているのはお寺に入ったことでしょうか。


あの頃は10年後にお坊さんをやっているとは思ってもいませんでしたし(いつか継ごうくらいのノリ)、ましてや住職になるなんて全く想像していませんでした。5年前に祖父が亡くなり、平日は会社・土日はお寺みたいな生活が続く中で、早くお寺に入った方が良いんじゃないかと言う気持ちが芽生え、2018年にお寺に入り、勉強のために東本願寺学院に入り、今年の3月に卒業し、今に至ります(概略)。


大学時代から社会人時代まで、それなりに色々な経験をしてきた自負もありますが、お坊さんになってからは日が浅いのでまだまだ未熟なのも自覚しています。さすがにこれからはもう転職しませんので、次の10年間は間違いなくずっとお坊さんです。10年後、振り返ったらスッカスカの10年間でした、みたいなことにはならないように必死に足掻いてみようと思います。このブログでは、私の足掻いている姿をお見せできればと思っていますので、応援してくださると嬉しいです。10年後もブログを続けていると良いのですが。

 

 

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