

来週、報恩講です。
みなさん、こんにちは! 法善寺副住職の中山龍之介です。 今回は報恩講について書かせていただきます!(すいません、報恩講の写真が無くて、永代経の写真を転用します。。。) 報恩講(ほうおんこう)は、浄土真宗で最も大事な年間行事です!(と言っても過言ではないと思います) (ここから真面目→)私たちは普段、様々な人の御恩によって、生活をさせていただいています。家族、先生、先輩、上司、etc...。さらには私たちを救ってくださる阿弥陀仏、そしてその阿弥陀仏の教えを私たちに説いて下さっている親鸞聖人も、私たちに御恩を与えて下さっている方々です。 報恩講とはその文字の通り、その恩に報いる講という意味です(講は、人々の集会を指します)。 普段お世話になっている方々に、私たちを救ってくださる阿弥陀仏に、そして仏法を私たちに説いて下さった親鸞聖人に、感謝の気持ちを持ってお念仏を称えさせていただくのが、報恩講の意義です。 さてさて、じゃあ実際に報恩講では何をするんだ?ということで、法善寺での報恩講をご紹介させていただきます。 法善寺 報恩講 11月3日(土) 11:0


平成30年度バスツアー ご報告
みなさん、こんにちは!法善寺副住職の中山龍之介です。 今回はタイトルの通り、バスツアーのご報告をしますっ!! 毎年法善寺では、門徒の方々と一緒にバスツアーを開催しています。第1回は牛久大仏を見に行ったりあみプレミアムアウトレットで買い物をしたり。第2回は箱根の萬福寺や箱根神社を見に行ったり。第3回は茨城県の西念寺に行ったりあんこう鍋を食べたり。 ・・・という感じで、浄土真宗の旧跡を回るついでに、その土地の他の見所に行ったり、名産を食べたりする、寄り道上等な楽しいバスツアーです(笑) そして今年は、小田原に行ってきました! ずばり、バスツアーのテーマは『健康』でした。親鸞聖人の旧跡を回るのはもちろんですが、座禅体験や足湯、ういろうなど、体や心に良いことが出来るような企画を考えました! それでは写真と共に振り返っていきます! 平成30年度 法善寺バスツアー ①真楽寺 朝の9時に法善寺を出発しまして、まずは真楽寺に到着しました!真楽寺は、親鸞聖人が関東に滞在していた時に拠点としていたお寺の一つと言われています。目の前には箱根駅伝で有名な東海道が走ってい


学院1年目 前期レポート公開 ~木曜日~
みなさん、連日こんにちは!法善寺副住職の中山龍之介です。 3日連続の更新で、ブログっぽくなってきたでしょうか。笑 さて、連日続いておりましたレポート公開シリーズも今回で最終回です!自分で始めておいて何なんですが、恥をさらけ出すのをやっと終われます笑 最終回の今回は木曜日『三経七祖』のレポートで課題は『真実の願』についてです。浄土真宗のご本尊と言えば『南無阿弥陀仏』から分かるように阿弥陀仏ですが、その阿弥陀仏がまだ仏になる前、法蔵菩薩だった時に立てた48個の誓願があります。 ※48願の現代語訳はこちらからご覧いただけます。 この願全てを成就したので法蔵菩薩は見事阿弥陀仏となった訳ですが、その48個の誓願の中でも真実と方便があると言われています。その真実と方便をそれぞれ紐解いていき、そして法蔵菩薩の本当の願いとは何なのか、それをまとめました。 是非ご覧ください! 真実の願について 阿弥陀仏は、仏となる前の法蔵菩薩であったとき48の誓願をかけた。しかしこの48願には真実もあれば方便もある。法蔵菩薩の本当の願いである真実の願とは何なのか、それを紐解いてい


学院1年目 前期レポート公開 ~水曜日~
みなさん、こんにちは! 法善寺副住職の中山龍之介です。 さて、今回も引き続き、本願寺学院前期レポートを公開していきます!今回は水曜日『仏教史』のレポートです。テーマは『古代インドの思想と文化』、仏教以前のインドではどのような思想と文化があり、それらがどのように仏教につながっていったか、という視点でレポートを作成しました。 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが(というか何回この話を推しているのか笑)、私は今年の3月にインドに行ってきました。仏跡巡りをしたのですが、その時の経験を生かして書くことが出来たかなと思っています! それでは(お気軽に)ご覧ください! ※月曜日『浄土真宗史』のレポートはこちらから ※火曜日『浄土真宗学』のレポートはこちらから 古代インドの社会と思想 約4000年前のインダス文明から始まり、古代インドにはどのような社会が構築され、どのような思想が起こり、どのように仏教誕生につながったのかを紐解いていく。 まず、インダス文明を築いたのはドラヴィダ人と言われるが、南下してきたアーリヤ人により征服され、そのアーリヤ人は紀元前1200


学院1年目 前期レポート公開 ~火曜日~
みなさん、こんにちは! 法善寺副住職の中山龍之介です。 前回のブログから引き続き、本願寺学院のレポートを公開していきます! 今回は火曜日に受講している『浄土真宗学』のレポートです。この授業のレポートは『二河白道について』です。 二河白道というのは、中国の高僧である善導という方が阿弥陀仏の救いを二つの河に例えたお話です。ざっくりと言うと、画像の様に、人の底知れぬ欲望を表した『水の河』と、燃え上がる怒りや憎しみを表した『火の河』、この二つの河の間にかかる細い白い一本の道こそが極楽浄土への道、すなわち他力の信心である、というお話です。 今回のレポートでは、この二河白道の感想を2000文字程度にまとめました。それでは、拙いレポートですが、どうぞご覧ください。 善導 二河譬について 善導大師が説かれた二河白道の話は、浄土教の教えを上手く言い表している。話の中に登場するものは全て、何かしらの比喩とされている。 その比喩とは、旅人は自分自身、東の岸は迷いの娑婆世界、無人空廻の澤とは真の善知識(仏教の正しい道理を教え、利益を与えて導いてくれる人)に出会えない様、


学院1年目 前期レポート公開 ~月曜日~
みなさん、こんにちは! 法善寺副住職の中山龍之介です。 (今回の写真は、当寺の本堂にある法然上人像(左)と親鸞聖人絵像(右)です。この写真を使った理由は、最後まで読んでいただければお分かりになると思います) 前回の更新から、お彼岸があり、更に学院の前期レポートの作成に追われておりまして、久々の日記となってしまいました。私の日記を楽しみにしてくださっている日本全国の方々、申し訳ございません。(はい、自意識過剰です) さて、タイトルにもありますが、今回から本願寺学院の前期レポートを公開させていただきます! 本願寺学院ではどんなことを勉強しているのか、浄土真宗の教えとはどのようなものなのか、みなさんに少しでも知っていただけたらと思い、さらけ出すことにしました! 第一回目は月曜日の『浄土真宗史』のレポートです。このクラスのレポートは2つありました。 1つは、親鸞聖人の御消息を読んでの感想を400字程度。 この御消息というのは、親鸞聖人が関東のお弟子さんたちに宛てた手紙のことです。その中から私は、 末灯鈔二十に載っている御消息を選んで感想を書きました。 こ