
お盆とは?
みなさん、こんにちは! 法善寺、副住職の中山龍之介です。 梅雨に入り、本格的に暑くなってきましたね。私は特に寒暖差に弱いのですが、みなさん体調など崩されていないでしょうか? こんなに暑いと、かき氷を食べたい!ということで、(関係ないですが笑)かき氷の写真を使わせていただきました。個人的には、昔ながらのシンプルなブルーハワイが好きです。(これも関係ないですね、はい) さてさて今回は、『お盆』についてお話しさせていただきます。 お盆というと、みなさん8月中旬あたりのお盆休みを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?帰省ラッシュなどで盛り上がるのも、ちょうどこの時期ですよね。 ところが、元々のお盆というのは8月中旬ではなく、その1ヶ月前の7月15日なんですね。1ヶ月も時期がずれた理由としては、『旧暦から新暦への切り替え』『7月は農業の繁忙期に当たるから』など諸説ありますが、今日では主に8月中旬で認識されていますね。(そういえば『山の日』なんていう祝日も出来ました) お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼ばれ、これはサンスクリット語の『ullamba

念仏とは?
みなさん、こんにちは! 法善寺の副住職、中山龍之介です。 このブログ、週1回くらい更新したいなーと思っているのですが、気付いたら前回更新してから10日以上が経過してしまっていました。 楽しみにしていただいているたくさん(?)の方々、申し訳ございません! さてさて、私は現在、東本願寺の本願寺学院というところで勉強をしております。そこで勉強していることを交えながら、今日はきちんとしたお話を!(笑) ご存知の通り、浄土真宗では『南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)』と称(とな)えます。 なまーんだぶ、なまだぶ、なんまんだぶ、etc... 省略されたりもしますが、要は『なむあみだぶつ』と言っています! ではこの、『なむあみだぶつ』とはどういう意味なのか? 最初にお伝えしたいのは、南無阿弥陀仏は音に当てた漢字名ので、漢字自体に意味はありません。(南が無くて阿弥陀の仏?なんて考えていたら、ゴールは見えません。) 『なむあみだぶつ』は『なむ』と『あみだぶつ』に分けられます。 まず『なむ』というのはインドの古い言葉であるサンスクリット語(梵語)で『お願いします』や『頼