最後の無量寿経の授業

6/15のブログです。

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。

それにしても、今年の6月は本当に良く雨が降ります。梅雨時期ということもありますが、月の半分以上は雨降っているんじゃないでしょうか。晴れが続いたときの雨は嬉しいものですが、これだけ続くとやっぱり嫌な気持ちになってしまいます。雨も必要なのは分かっているんですが。

そして一転して明日は晴れそうです。雨の日が続いたときの晴れの日ほど嬉しいものはありません。特に外出予定もありませんし、明日はお寺から離れられないのですが、少しでも晴れを満喫できればと思います。

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最後の無量寿経の授業

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本日は先ほどまで声明学園の授業がありました。私が所属する研修科は『仏説無量寿経』の勉強をしておりまして、全三回の内、今日が三回目の授業でございました。

仏説無量寿経は、浄土真宗でいただいている浄土三部経という三つのお経の中でもとびっきり長いものでして、上下巻に分かれています。ですので、三行四巻と呼ばれたりもするそうですが、いやはや本当に長いんです。

ただそれでも、慣れるには読んでいくしかありません。一回目と二回目の授業で上巻をコンプリート出来ましたので、今日は上巻の最後の段を一人一人が読んで、先生にチェックをしていただきました。テストという堅苦しいものではありませんでしたが、先週から予告されていたチェックでしたので、いざ本番を迎えるとそれなりに緊張もしました。

私は今日はドタバタしていて水を飲むチャンスが無く、喉がからっからのまま授業に突入してしまったせいもあって、思ったように声が出せませんでした。ただ読法のチェックが主な目的でしたので、声の張りよりも、音の高さや節の長さなどを意識してお勤めしました。完ぺきではありませんが、なんとか無事に終えられてホッとしています。

声明学園では、普段読み慣れたものであろうが、今日のように読み慣れていないものであろうが、チェックされるとやっぱり緊張します。読み慣れていても『慣れすぎてて変な癖が出てないかな』と気になってしまいますし、読み慣れていなければ『大丈夫かな?出来るかな?』と心配になります。ただそういう緊張感ってとても大事で、普段一人でやっている時には得られないものなわけです。

もしかしたら、読み慣れているものほど、逆に人に見てもらった方が良いのかもしれません。癖であったり、勘違いであったり、絶対何かしら出て来るはずです。そして、読み慣れているということは普段よく使っているということですので、それだけ大事なわけです。そこをきちんとお勤めできることで、全体としては80点くらい取れるんじゃないでしょうか。

今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。慣れてくるとダレてきちゃうのが怖いところです。

南無阿弥陀仏

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