成人式してから13年

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。

今日は三連休の最終日、成人の日でした。お寺としては決められた予定は入っておりませんでしたので、今日は少しのんびりさせていただきました。というか、やっぱり緊急事態宣言中は今までよりも大人しくしていようと思います。

今までは毎日お寺に行っていましたが、少し頻度を落とすことも考えています。データはクラウドで管理しているので家でもアクセスできるので、一応テレワークっぽいことは出来たりします。一人一人我慢を求められる生活が続きますが、頑張っていきましょう。

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今日は成人の日

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さて、冒頭にも書きましたが今日は成人の日でした。私は13年前に通過した行事ですが、とても懐かしいです。

あの頃はアメリカの大学にいましたが、成人式に出るために冬休みに帰国していました。厳密に言えば、日本の成人の日である月曜日から大学の春学期は始まっていたのですが、折角なので成人式に出ることを優先しました。今思えば何か式っぽいことをやった記憶もありませんが(浅草公会堂に集まったのは覚えてる)、やっぱり一生に一度のことなので出席して良かったと思っています。そう思うと、コロナの影響で成人式が出来ない今年の新成人の方々は、かわいそうだなと思ってしまいます。

私は中学校までは地元の公立校に通っていましたので、成人式終わりには中学校の集まりと小学校の集まりがそれぞれありました。まずは、地元の小さなホテルで企画された中学校の集まりに参加しました。見慣れた人もいれば久しぶりの人もいて、とても楽しかった記憶があります。やっぱり地元の友達は、会うといつでも『あの頃』に戻れるので心地が良いです。また、あまり交友が無かった人もざっくばらんにいるあういう空間は、今となっては珍しいものがあります。それらも全部含めて、楽しかったです。

その後に小学校の集まりに参加しました。中学校よりも更に久々に会う人たちばかりで、最初は少し緊張した記憶があります。ただお酒を飲みながら話をしていくとほぐれて、やっぱりこれはこれで楽しかった記憶です。

当時の自分は大学生なので全然自立していませんでしたが、友達の中には既に働いている人や、結婚して子供もいる人もいました。悪く言えば『甘えられる環境』にいた自分にとっては、そういう人たちがとても大人に見えたことを覚えています。正直、留学していると言うだけでちやほやされますが、中身は全然みんなの方がすごいなと思っていました。

あれから13年経って、自分も働くようになり、結婚もして子供も出来ました。環境は確かに変わりましたが、自分自身なにか変わったかと聞かれると謎です。知識も経験もつき、仕事モード的なスイッチも手に入った気がしますが、やっぱり根本はまだまだ子供です。地元の友達と昔話をしながらワイワイやっているのが何より好きだったりします。

#ウイイレしたり

そういう意味では、成人式は『地元の大切さ』を思い出させてくれたのかもしれません。あれをきっかけにまた会うようになった友達もいて、そいつとは今でもちょこちょこ会っています。成人式を『国が用意してくれた同窓会』だと考えると、その機会が奪われた新成人はかわいそうですが、落ち着いたらみんなで同窓会をやれば少し気持ちも紛れるかもしれません。

なんにせよ、新成人の皆様おめでとうございます。大変な時代ですが、頑張っていきましょう。

南無阿弥陀仏

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