地道なことを、愚直に。

3/15のブログです。

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。

最近子供たちの脱ぎ癖(裸族になりたがる)が、ひどくなってきました。まぁ笑える範囲なので別に気にしてはいないのですが、今日なんかはご飯食べ終わる頃には二人とも上半身裸になっていました。ご飯が終わるやいなや、寒い寒いと言って肌着を着ていましたが、子供というのは本当に不思議なものです。

長男が4歳半、長女も間もなく3歳ということで、コミュニケーションを取れるようになってきたことで、笑えるシーンも増えてきました。ここに一番下が加わったらどうなるのかな?と思いつつも、今しかない瞬間を味わえた今日このごろでございました。

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地道なことを、愚直に。

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子供を見ていると、なんとも感情のままに生きているなーという気持ちにさせられますが、よく考えれば大人だからといって変わるものでもありません。我々も所詮、理性という薄皮の下には感情が渦巻いていて、そっちに引っ張られながらも、理性で引っ張り返して、何とか均衡を保ったりしています。

そして、宗教心というのは、これもやはり感情によるものです。頭では分かっていても何となく嫌だなぁと思ったり、頭では理解できなくても心に染み込んで来たりするのが、宗教の世界かなと思います。まさに不思議な世界です。

そんなことは分かっていたつもりでも、法善寺もそうですが、我々が自分たちのお寺をアピールするときには、感情に寄り添ったものになってないなぁと思ったりもします。

お墓の募集にしても、『都内なのにこの値段!』とか『駅から近くてアクセス抜群!』みたいなことを書いています。そんなことよりも、心でお寺は選ばれるべきはずなのに、オトク感に走ってしまっています。

心に寄り添うためには、特効薬はないと思っています。地道なことを愚直に続けていく、そこにしか人の心を揺さぶる何かは生まれないのではないでしょうか。

お寺としてなにか新しいことをしたいと思うし、建て替えしたら具体的に動く予定ですが、それよりも何よりも、毎日のお勤めを愚直に続けることを大切にしていきたいものです。曹洞宗さんではないですが、日々の生活すべてが修行、なのかもしれません。

今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。一歩一歩。

南無阿弥陀仏

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