お寺の最適なマーケティングツールとは

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

 

今日で息子が生後9か月を迎えました。ハーフバースデーならぬ、スリークォーターバースデー(3QBD)です。

 

段々自己主張も強くなり、行動範囲も広がり、力も強くなりで、こちらがイライラすることも多いですが、成長の証ということでしょうか。

 

息子に手がかかる反面、横で良く寝ている虎太郎(チワワ♂)は、1日2回エサをあげて、1日2回散歩に連れていく以外は全然手がかからず、良い子にしてくれています。あまりにも家でリラックスしているからか、いびきがうるさいのが難点ですが、それも含めて癒されています。

 

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『石仏カレンダー』のお仕事

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さて、法善寺の会報誌『家庭通信』の発送が終わり、ここ最近は『石仏カレンダー』の送り先を整理していました。しれっと言ってしまいましたが、『石仏カレンダー』というワードは、このブログではいきなり登場しましたので簡単に説明します。

 

法善寺では毎年、『石仏カレンダー』という壁掛けカレンダーを刷っています。自坊の門徒さんにお配りしているだけでなく、印刷したカレンダーの多くは他のお寺にお渡ししていて、そのお寺の門徒さんなどに配られています。

 

デザインは、谷内正遠(たにうち まさと)さんという、お坊さんでありながら版画制作をされている方の版画をプリントしたものになります。可愛らしくて暖かみのある版画で、好評です。ネットで調べていただければ画像が出てきますので、是非ご覧ください(#丸投げ)。

 

このカレンダーは、今までは住職だけがやっていた仕事だったのですが、今年からは私が引き継いでやることになりました。やるからには今までのやり方を踏襲しながらも改善しようと思い、旧来のやり方をしたい人にとってはうざいと思われていると知りながらも(特に住職から)、色々と準備をしているところです。

 

まだ今年の折り返しもしていない時点で来年のカレンダーに向けて動くのは早い気もしますが、各寺院の必要数を聞いて、それを印刷にかけて、発送して、と考えると結構いい時期です。

 

ちなみに石仏カレンダーには、寺院名をプリントしたものと、プリントしないものの2種類をお選びいただけます。どちらもカレンダー自体の質には変わりありませんが、門徒さんに配るなら、寺院名をプリントした方がおすすめです。ご興味のある寺院関係の方がいらっしゃいましたら、お声がけください。

 

法善寺のご門徒さんには、年末に発送いたします。カレンダーを一部ずつ巻いて封筒に入れなければいけないので大変な作業ですが、それを手伝ってくれるのが『世話人』さんたちです。有難いことに毎年自主的に手伝っていただけます。感謝感謝でございます。

 

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最適なマーケティングツールとは

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『石仏カレンダー』にしろ『家庭通信』にしろ、法善寺は旧型のマーケティングツールを使うのが好きみたいです。これにはいくつか理由がありますが、やっぱり一番の理由は『門徒さんに届ける』を最大の目標にしているからです。

 

門徒さん、と一言で言っても様々な方がいるのは承知しています。年齢も、住所も、家族構成も、経済環境もバラバラです。ただその中で確かなのは、ご高齢の方の割合が多いということで、そういう方々に法善寺の活動をお伝えするためには、絶対的な正解かは分かりませんが、『石仏カレンダー』や『家庭通信』が適役だと思っています。

 

あとは、お寺と紙媒体は相性が良いという事も最近は感じています。

 

お寺がLINEやHPをやっていると『最近はお寺でも色んなことをしていますね』と言われます。それはそれで嬉しいし有難いのですが、カレンダーや家庭通信をお渡しすると『昔ながらで良いですね』という風になります。最新を追うのも良いですが、意外とこういった『相性』もバカに出来なかったりします。一般の方が思う『お寺とはこういうものだ』という想像に応える、という方法です。

 

とは言いながらも、デジタルの方が迅速に大量の情報をお届けできるので、便利は便利です。旧型と新型のツールのバランスは常に気を付けながらやっていこうと思っています。

 

では、虎太郎のいびきをBGMに、私も寝ます。おやすみなさい。

 

 

南無阿弥陀仏

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